2月10日にアップされた動画ですが、今見ました。

 コンピュータで人間を操る、プログラミングされる手と指

 ついに来たか!という感じです。電極を腕につけることで、手や指がコンピューターの指示で動くという技術です。

 世の中、できるようになってしまえばなんでもないことなのに、習得に手間がかかる運動っていっぱいあるじゃないですか。お箸とか自転車とか。そしてその最高峰が逆上がり。

 そういうのって、言葉でこうやるんだよって言われたり、他人がその人を補助したりして教えようとしますが、なかなかうまく行きません。学生の頃、スキーを教わるのもそうだったし、逆に教える時もそうだったし。自分で何度も失敗してやるしかないみたいな。

 子供にボールの投げ方教えるのも大変でした。

 だから、昔から、動作を直接教えられればいいのにと思っていました。外から直接筋肉を動かしてあげる。「こう動かせばいいんだよ」というのを言葉でなくて直接筋肉を動かして教えて上げるのです。

 もちろん今は腕だけですが、これを応用すれば、逆上がりができない子に、逆上がりはこうするんだよって、筋肉を動かしてあげることができるのです。

 あるいは、トップアスリートの筋肉の動きを記録すれば、それを他の人が体験できます。動画では楽器の習得なんかも例示されていました。

 子育てしたことある人なら、赤ちゃんがどうやって動きを獲得するか見たことあると思います。ひたすらトライアンドエラー。

 次男が赤ちゃんの頃、顔の上にぶら下がっているおもちゃに触りたくて、手足をめちゃめちゃに動かすのですが、ある時ピタッと止まり、考えに考えてえいって動かしたのは足でした(苦笑

 動作の獲得はかくも効率が悪いのです。

 でも、それを直接筋肉を動かすことで教示できるとしたら。今まで、子は親の動作を見て真似て、獲得してきた動作を、直接自分の筋肉を通して、教示されて学習されるとしたら。

 いったいどんな学習をするようになるのでしょう。

 そう考えていくとさらにとんでもない世界が想像できます。

 漢字の練習。筆算。