ウルグアイの電力における再生可能エネルギーの割合はなんと94.5%なんだそうです。
COP21参加の先進国首脳が度肝を抜かれた、小国ウルグアイのエネルギー事情 : ギズモード・ジャパン
南米の小さな国、ウルグアイです。電力のなんと94.5%を、風力、水力、太陽光などで補う再生可能エネルギーでまかなっています。エネルギー全体では55%。半分を超えています。すごい。
調べてみるとウルグアイは面積が本州から東北を除いたくらいで、人口は静岡県くらい。小国とは言いますけど、静岡県全体が9割以上のでんりょくを再生可能エネルギーというのですから、ものすごい規模です。
20年間電気料金を固定にすることで、企業が設備投資しやすくしたのがポイントだったようです。(元記事では「上げない」と書かれてますけど、固定にすることで、「下がらない」のが嬉しいのかと)
それにしても 95% ってすごいですね。日本とウルグアイでは、許容できる停電の頻度が違うのかもしれませんが、ウルグアイでの運用で蓄積されるノウハウや技術は、どんどん世界で活用して、世界全体の再生可能エネルギーの割合を増やしてほしいところです。
日本でもそうできたらいいね的理想論はあるものの、やはり大きい国ですから、なかなか舵は切りにくいです。この例を観て、どっかの自治体が始めないかなあ。ようは、何年か電気の価格保証をするのが肝なんですよね。
さて、一方フィンランドでは、ついにあの「ベーシックインカム」の検討をしているそうです。理論的にはいいんじゃね!と言われつつも既成概念的に「うーん」と思ってしまう仕組み「ベーシックインカム」。
他の社会保障は全停止?フィンランドの「ベーシックインカム」導入に注目が集まる
もう2016年11月までには正式決定を行うというくらい真剣に検討しているようです。
すごい。
フィンランドの人口は500万人あまりで、北海道とか兵庫県くらい。日本で一気にいれるのは大変だろうと思ってしまいますが、ぶっちゃけ、北海道とか兵庫県の規模で入れるっていっても日本では大変そうですから、とてつもない決断です。ちなみにフィンランドの面積はだいたい日本くらい。
そんなことしたら働く人が足らなくなるのではという心配もありますが、それは私は心配してません。特にローカル的には「お願いこれ手伝って」というのが必ず発生しますから。
では、そんなのお金足りるの?と思われるかもしれませんが、その分数々の細分化された社会保障をやめることができるので、結構とんとんらしいのです。
ですから、このフィンランドの取り組みで、実際の収支がどうなるか、そこそこ行けるのかを実際やるのは、もうほんとよくぞやってくれましたと勇気を称えることになるでしょう。
もしそれで、そこそこ行けそうだとわかればこれは革命的なできごとだと思います。
とはいえ、いけるとわかっても、日本で導入するにはいろんな壁があることでしょう。一番の問題は、現在の社会保障の制度を守っている人々の職がなくなるということです。
でも、役所だってみんなオーバーワークで、多少仕事減って問題ないし、実はいくらでも役所がやってほしい仕事はありますから、そちらに移っていけばいいだけの話です。
とはいえ×2、「ベーシックインカム」は一気にやらないといけないとしたら、一気にいらない仕事ができるわけで、一気に新しい仕事にいけというのもなかなか過激な話です。
フィンランドが実施するとすれば、そのへんもぜひ参考にしたいところです。
なーんて、いろいろとんがった取り組みを他国が挑戦するのを見ると日本大丈夫かと心配にもなります。
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