「国会10万人、全国100万人」の呼びかけで行われた安保法制反対デモ。19時のニュースでも国会周辺の様子が紹介されていました。
そのような大規模なデモの最中、とあるツイートが目をひきました。
なんかすごいの来た笑 pic.twitter.com/KwZugxFiT9
― あや (@ayakumahotcake) 2015, 8月 30
このなんかすごい(?)のめだってたようで動画にも現れますし、
こんな写真作品も投稿されていました。この中に加われたことが幸せ いい時代に生まれました I do not shrink from this responsibility!!!!!! I welcome it!!!!!pic.twitter.com/UFA46q8QLA
― Erina Nakagawa (@erinacarmen) 2015, 8月 30
この作品は、すでにデモの内容にかかわらず拡散する力を持っているようです。これを書いている間にも、この作品の写った写真が流れていきます。Fight the power! pic.twitter.com/9nStWcPfUr
― Waks (Wakako) (@QueenWaks) 2015, 8月 30
これはデモが新しい拡散力を編み出したのではないでしょうか。
優れた作品をデモの場で発表すれば、デモの内容に興味ない人も拡散を始めるため、より多くの人にデモのことを伝えることができる、ということです。
ツイッターなどのSNSが発達したことによって、近年デモはどんどん盛んになっています。今まで道端でデモをしても周りの人にしか伝わらずなかなか広がりませんでした。しかし、SNSの発達で、デモの様子は全国に拡散するようになり、より多くの人に届くようになります。次のデモの参加者も増えますし、各地にも飛び火していきます。その様子はお互いに確認できますから、ますます活動にも力が入ります。
このようにSNSの力は大きいものでしたが、今回さらに大きな力を持つことが分かったのです。
今後デモに参加するクリエイター達は、しのぎを削って、より拡散力のある作品を作ることになるでしょう。一度それが拡散され始めれば、デモの内容に直接関係ない人によっても拡散され、したがって、日本全国のそのデモに関心があるより多くの人たちに伝わることができます。
SNSが発達し、単にデモに賛同する人の拡散力だけでなく、必ずしもそうでない人も巻き込んでいけることに気づいた今回。
今回の安保法案反対デモでは、女性の活躍が目立つ SEALDs などの力も大きいです。
デモがこれまでと違う力を次々と身につけています。
次はなんでしょう。
たとえば、デモの様子をニコニコ生放送で流しているとして、そのコメントを現地で流せるような仕組みができれば、全国からのコメントをデモの現場の人たちが見ることができます。その場所まで来られない人でもデモに参加できるようになります。
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