この記事は【馬車目線】(?)でお送りします。
リーマンショック以来の経済危機が再来しそうです。
しかも、それは経済危機だけではなく、今後世界地図の上に新しい国ができたり名前が変わったりいろんなことが起こりそうです。可能性があるのは中国や北朝鮮の崩壊、あるいは資源国の試練です。
世界は混乱しますが、そのとき日本の経済モデルや技術は多くの国に注目されるかもしれません。
リーマンショック以来の経済危機が始まった
世界株安連鎖が止まらない中、今日の中国の上海総合指数は、午前からほとんどの銘柄がストップ安となりました。その後はもう取引するものもなくなり、取引量もほとんどない状態です。午後介入があったようですが、それも全て吸収されてしまい、今日公的資金がいったいいくら溶けてしまったのか想像するだけで恐ろしいです。もともと政府が市場に介入するのは良くないと考えていますので、7月頭の暴落に対して中国当局が始めたなりふり構わない下支え策については、強い憤りを感じていました。
それでも約1ヶ月なんとか株価を支えているのを見て、これはひょっとするとこのまま支えて、落ち着きを取り戻すのかと、自分の20年以上の考えはいったん保留し、その動向を見守っておりました。
週末も年金基金を投入すると宣言し、まさか世界株安連鎖を中国が止めるのかと注目しましたが、結果は、正反対の全面ストップ安。
7月から介入して問題を先送りしたあげく、世界株安連鎖が始まった途端、大崩壊して事態を余計に悪化させています。ハードランディングの典型です。
やれやれだぜ。株価を政府が操作するのはやはり愚かな考えのようです。日本もいろいろやっていたようですから、今日の日本相場の崩壊を助長したのではないでしょうか。
中国のGDP成長率もすでにマイナスになっているのではないかという憶測が流れています。政府の介入がある国ですから、全ては公式発表より悪い覚悟が必要です。これをきっかけに今後隠されていた悪い材料がまだまだ出てくることになりそうです。
つまりまだまだ収束することはなく、すでにリーマンショック以来の経済危機が始まったと言えるでしょう。
そんな中気がかりなのは、これが単なる経済危機に終わらないのではないか、国の名前が変わるくらいのことが起こっていくのではないかということです。
何が起こり得るでしょうか。
中国政府の崩壊
真っ先に心配なのは、今の中国政府が崩壊するのではないかということです。崩壊自身は昔から言われていますが、困ったことに崩壊したらどうなりそうなのかというストーリーを誰も言ってくれません。いろんなストーリーを出してくれればいろいろイメージトレーニングできるのですが。・今の共産党体制が崩れたとしていったいどんな政治体制になるのでしょうか? 一旦軍がクーデターおこして軍事政権になった後、民主主義国家に移行とかでしょうか? あるいは、アラブの春のように反政府デモが一気に拡大するのでしょうか。
・一つ言えるのは、体制が揺らいだ瞬間、チベットなどの自治区が独立するのではないかということです。
つまり近未来の地図では、中国は名前が変わり、範囲も少し狭くなって、周りにいくつか国が生まれるかもしれません。台湾も晴れて正式に独立するかもしれません。日本はそれらの国々と新たな関係を結ぶことになりますから、いろいろ忙しくなりそうです。
必ずそうなるというわけではありません。それくらいの変化は十分起こり得るだろうということです。
北朝鮮政府の崩壊
北朝鮮の今の体制はいつまでももたないことはもう随分前から明らかです。今の体制のまま何十年も続くとは考えにくいです。もはや限界ではないでしょうか。なにしろ金がありません。崩壊後どうなるのか、とりあえず考えられるのは韓国との統一です。中国と取り合いになったりしたら大変だなと思っていましたが、中国もそれどころではなくなってきたので、自然に南北統一でしょうか。そうなれば、地図ではかつての東西ドイツのように一国になり、拉致被害者問題も進展します。
その後はまずは、荒れた国土復活に向けて、日本の緑化技術を大いに役立つかもしれません。忙しくなりそうです。
これも必ずそうなるという話ではありません。それくらいの変化は起こるだろうということです。
資源国の苦境
世界同時株安と並行して起こっているのが、原油安です。原油などの資源を輸出している国は財源をその資源に頼りがちです。ですから原油安はそのまま財政悪化を招き、国の状態が不安定になります。問題はこの原油安が一時的なものなのかということです。
なぜなら私が知ってるだけでもドイツや日本は全国のエルネギー消費量を落としつつGDPを成長させるようになっています。これは先日も紹介したエネルギー白書2015のグラフです。
昔は景気が良くなればエネルギー消費があがり、原油価格も上がりました。
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