まだ稚魚の養殖が実用化されておらず、絶滅の危機にあるウナギ。ここミラフツでも何度か話題にしています。
2012年に、アナゴやウツボなど地域それぞれで豊富な魚で代替できるのではと提案したところ、直後にナス重、さらには豚やドジョウなどの代替が工夫されているという記事を紹介したこともありました。
ナス重。その手があったか!
それから3年、近大マグロで有名な近大が、さらにウナギに近い味を生み出したようです。
ウナギ味のナマズ、近大が研究 「これはこれで美味しい」「言われなければウナギ…」商社も注目
エサを工夫することで、ウナギの味にかなり近づいたようです。
ナマズそのものは、日本ではあんまり食べませんが普通に食べられる魚です。アメリカにいたころ中華食材店に行くと、水槽にに大量に放り込まれているナマズが、いつもなぜか全部こっちを向いてゆらゆらしていて、当時スマホがあったら、絶対「こっちみんな」のコメント共にSNSに投稿してたこと間違いありません。味は普通にあっさりしたおいしい白身の魚で、といいつつ、なのでよく味を覚えていないのですが、とにかく普通においしいです。
茨城では食べるみたいですし、養殖もできてます。ということで、技術的にはすぐにでもできそうです。いったん蒲焼きがおいしいとなれば、安さも手伝って一気に広まるのではないでしょうか。「未来の普通」の予感がびんびんします。
しかも、元記事にもありますが、もともと刺し身、湯引き、天ぷらなどいろんな食べ方がありますから、いったんナマズの蒲焼きがポビュラーになれば、他の食べ方もどんどん普及するのではないでしょうか。
循環型社会を目指す現代社会、こういう動きはますます加速します。聞いたところによると、日本人の食べる魚は上位10種類でほとんどを占めるとかいうそうですが、そのおかげで、そういった魚たちの消費量はすさまじく、絶滅の危機にさらされてしまいます。
しかし、地方のスーパーに行くと、地元でとれた様々な魚が並んでいて、どれもこれもおいしいです。どっかに遊びに行くと、そこのスーパーに行って、地元の魚を買うのが習慣になっています。おいしい食べ方さえ教われば、そうやって料理すれば、普通にみなおいしく食べられます。あ、魚は捌くのが大変と思う人もいるかもしれませんが、別にキレイに捌こうと思わなければそんなに大変ではありません。骨に身がだいぶ残ったりしても気にしなければへっちゃらです。(地元のスーパーで買うような魚は安くて1000円も買えば食べきれないくらい買えたりします)
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