ミライ: ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実シリーズ、(その3)に続いて、今回は(その4)、4月のネタからお送りします。
フツクロウ: さて、4月はどんなネタがあったかいの。
ミライ: はい、こちらです。
共生共創、 思考視覚化、 立ち食いステーキ、 「録音します」電話、 知らぬ間にうつ病、 イノベーションプラットフォームブログ、 トマト全滅、 優しさ探し、 労働生産性、 おもてなし経営企業28社、 「ネオ事なかれ主義」、 朝ドラ戦法、 ネット古本屋、 自動車整備士、 黄金の焼きあごだし、 一週間フレンズ。、 TPP、 総務省「地域の元気創造」支援、 山中伸弥教授の論文騒動
ミライ: あー、「録音します」電話が面白かったですね。すべての電話での会話を「録音します」と案内してするようにしたら、高齢者が金融詐欺などに合う件数が10分の1になったという。
フツクロウ: 知恵と工夫が見事に決まった例じゃったな。
ミライ: はい。さて、今日の「誰も信じない真実」はなんですか?
フツクロウ: うむ。今日の「誰も信じない真実」は、
社会は共生共創主義である
ということじゃ。
ミライ: 共生共創主義。共産主義みたいな響きですね。
フツクロウ: ホッホッホッ。確かに「共」がつくからの。でもあんまり関係ないぞ。この時の話から取り出したんじゃ。
ミライ: ……。なんかこれ、こないだのタモリさんの話題に似てないですか?
タモリが番組で日本の「新たな資本主義」について語り出演者から拍手
フツクロウ: ホウじゃ、ホウじゃ、その通りなんじゃ。資本主義の行き詰まりを指摘した上で、こんなことを語っておる。
「ちょっと違う、新たな資本主義ができるのは、日本の勤勉さと、従順さ、秩序さ、それを持ってる国民の日本じゃないと、できないんじゃないかと思うんですよねぇ」
ミライ: タモリさんに言われると日本になにかできそうな気がしてきますね。
フツクロウ: ホウじゃな。タモさんと同じ考えかはわからんが、「共生共創を素朴に理解できるのか。 」で考えたのは、やはり今の資本主義には限界があるから、他になにかあるのではないかという考察じゃった。
ミライ: そこで出てきたのが共生共創主義ですか。
フツクロウ: ホウじゃ。誤変換すると強制競争主義と今の資本主義そのものになるから注意じゃぞ。
ミライ: (苦笑
フツクロウ: そこでは、「人の役に立つ」ということを中心に考えればどうかというものであった。今でも付加価値があって売れるのは、誰かの役に立つということ。
ミライ: はあ、でもそれは今もそうですよね。
フツクロウ: もちろんじゃ、今の話をしておる。しかし、資本主義というと、「資本」が出発点じゃからの。その資本とやらは、今や世界中に溢れかえっていて、増える余地がほとんどない。無理に増やそうとするからバブルになり弾ける。そもそも資本とやらは、人間の日常生活を記述していない。資本を投入すると増えて出てくる話は人間不在じゃ。
ミライ: そうですね。原材料とか機械とかと一緒に労働が出てきて、人間の活動がなにか部品みたいですもんね。
フツクロウ: ホじゃろ。まず今の経済活動を人間の活動として捉え直す必要がある。
ミライ: それ、この間の世界一わかりやすい経済活動の話シリーズじゃないですか?
フツクロウ: まっことホの通りじゃ。経済活動を人間の活動として捉え直すことで、何が景気を生み出しているか違う視点で考えることができるんじゃ。
ミライ: なるほど、同じ経済活動をしていても、捉え方を変えることで、刺激すべきと考えるところも変わるわけですね。
フツクロウ: ホウじゃ。
ミライ: ……。でも、「人の役に立つ」ことが基準だと、人の役に立つことすんなになりませんか。