今日は、NHK 技研公開で未来で普通になる映像を見てきました。4Kの次の8Kテレビ(スーパーハイビジョン)です。
会場では8Kがふんだんに展示されています。 6/1 (日)までやっているので、興味ある人は是非訪れてみましょう。2020年の東京オリンピックで見られる映像を体験できます!
まず入ってすぐ正面の大きなスクリーンで、いきなりその8K映像を見ることができます。真央ちゃんや高橋大輔さんたちのフィギュアスケートが映されています。一目見てすごいと感じると思います。具体的にどの辺がすごいのか、見所はここです。
見所その1: 超高解像度
横幅数メートルはある大画面ですが、さすが8Kの超高解像度。まったく粒々感はありません。観客の顔まで自然に映る臨場感です。
見所その2: 滑らかな動画
今のテレビの最大の欠点、ざらざらな動画。フィギュアスケートのように細かい背景がざーっと流れるとざらざらしてしまったりしますが、8K映像では特に目立ってひどいところはなく、臨場感がさらにアップしていました。実際の放送でもここまで出るんだったらめちゃすごではないでしょうか。
ぜひ今の動画では苦手な桜の花びらが散るようなシーンも見てみたいですが、気付く範囲では見つけられませんでした。
見所その3: きびきびした動画
展示では、ハイスピード映像を見ることができます。従来1秒間に60枚の映像のところ、1秒に120枚で撮影した映像です。比較してあるので、違いがわかります。動きの激しい動画でも、きりっとした本物を見ているかのような映像です。実際の放送でこの1秒120枚の映像が見られるのかよく分かりませんが、ぜひ見たいものです。
さて、一階、地下一階と一通り見て再び一階に戻ると8Kスーパーハイビジョンシアターでオペラ『リゴレット』の10分ほどのダイジェストを見られます。ここではさらに8K映像の次世代ぶりを堪能することができます。
見所その3: 生々しい音声
8Kテレビでは、映像だけでなく、音声についても22.2chとなんだか桁違いなことになっていますが、『リゴレット』では、おかげですごいことになっていて、その歌声は本当にそこに人がいてそこから声が直接出ているかのような錯覚が起き始めます。
映像もとても美しく生々しいですから、まるで本物のようにも見えてきます。
すると、新たな「不気味の谷」ともいうべき現象を体感することもできました。注目すると楽しくなります。
注目点その1: 舞台が傾いている?
映像は、舞台を見下ろすように撮影されていますが、私が座った真ん中より少し前の席では少しスクリーンを見上げるような感じになります。つまり舞台を見上げるような感じなのに、映像は見下ろすようで、そのギャップが何とも言えない違和感になってきます。映像音声がリアル過ぎるがゆえに出てくる違和感です。
注目点その2: 小人??
映像が始まる前に舞台袖に本物の人間が出てきて解説をしてくれます。さて、映像が始まるとその中の役者達は、さっきそこにいた本物の人間に対して、三分の一くらいの大きさで表示されます。映像音声がリアルなため、そこそこ没入すると本物の人間のように見えてくるのですが、すると、どうにも小人に見えてきます。
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