各地に眠る未利用資源。もったいないと知恵と工夫で様々な活用が試みられていますが、その活用先として、エネルギーとして使われることが良くあります。間伐材からバイオエタノールを作って燃料にしようとかです。ここでは今まで拾ったのでちょっと変わってるなと思ったのを紹介します。
使用済みの温泉水
エコな温泉アピール 道内温泉地、未利用資源でCO2削減使用済みの温泉水という熱源としてはとてもぬるくてほとんど利用価値がないとされますが、それを融雪に使うことで従来の電気式に比べてエネルギー消費量は1割ですむとのこと。技ありって感じです。
ゴミ
ゴミ発電は日本でも少し行われていますが、スウェーデンではエネルギーにするゴミが足らなくなり輸入をしているとか。スウェーデン「ゴミちょうだい」エネルギーにするゴミが足らなくなり輸入へ
この話すごいなと思っていたのですが、発電機を作った以上動かさないと施設を建築した費用が無駄になるし、なのでゴミが減ったら輸入しなくてはいけなくなるわけで、最近はこの方法は諸刃の剣だなあと複雑な気持ちになっています。徳島県上勝町で「ゼロ・ウェイスト」を見学したことがきっかけです。
海水
人工筋肉によって駆動する本物そっくりのクラゲロボット「ロボジェリー(Robojelly)」が開発される!!海水中の水素と酸素に反応して動く人工筋肉を使って、電源無しに動き続けるというクラゲロボット。まだコンセプトの証明段階のようですが、海中でずっと動き続けられるって実現したらすごいですね。海水の溶存水素がどれくらいなのか調べても分からなかったのですが、そんなに大量にもないだろうにどれくらい動けるようになるのか気になります。
糞尿
かつては肥やしとして大切に使われていた糞尿。それを活用した面白いデモを見かけます。尿から車も動かせる水素を取り出してみたり、
尿から水素を抽出する装置:自動車にも応用可能
ゴミや下水を発酵させて得られるメタンからバイクを走らせてみたり、
日本の「トイレバイク」とバイオガスプラント
しかも、とうとうそのメタンを使って稼働するデータセンターが建築されることになりました。
トイレとコンピューターを結ぶ、マイクロソフトのデータプラント
いつか糞尿の奪い合いみたいな時代が来るのでしょうか。巨大ショッピングモールも、いかにお客さんに「出してもらって」いくかに知恵を絞るようになったり……。
ちなみに、日本は女性研究者が牛のフンからバニラ香料を抽出してイグノーベル賞を受賞していることをさきほど知りました。
牛のフンからバニラ香料、イグノーベル賞で日本人女性研究者が表彰。 | Narinari.com
さらには、他人のウンコを腸に入れることで病気を直そうという試みまであるそうです。
くそ消費税引き上げ記念のウンコねた:ウンコ移植はいかが。
他人の腸内細菌を移植してしまうわけです。
いろんな活用方法があるもんですね。
未利用資源の活用は、あるものがあるものになって、それがまたなにかをしてと、あれこれつながっていく感じがたまらなく楽しいです。
これからも知恵と工夫であちこちからどんどんエネルギーが出てくるかと思うと楽しみです!
コメント
コメントを書く