一時やめてたけど帰って来てますますバワーアップしているブロガーMK2さんがものの値段が限界まで安くなっている様子をコンビニの現場から伝えています。
ものの値段が安すぎる! - 24時間残念営業
つまり「ものの値段が上がらない」「人件費は上がる」「過当競争」の3本セットはどの業態でも進行してるってことです。
それについて、経済学からの解説もつきました。
「ものの値段が安すぎる!」のは当然の帰結、とマルクス先生は仰った
で、「資本主義社会においては、商品の価格は下がっていくのが当然だ」ということは既に触れた通りですが、これは「労働力」という〝商品〟についても同じ現象が起こります。要するに、放っておくと(←ここが重要)、労働者の賃金や労働条件も下がっていきます。
この解説では、さらに方策も書かれています。
ではどうするか?ですが、有効な方策は、ある程度はっきりしています。
一つは、あくまで経済成長を追求することです。そのためには基幹産業へのテコ入れが必要になります。
ここまでが教科書に書かれていることです。
それ以外にも、教科書には書いてないけど、もう一つ決定打になる方策があります。
それは、無数の小さなイノベーションが起こることです。
今までイノベーションと言えば iPhone のような大企業のものが目立っていましたが、これだけ情報処理技術が発達し、つまり情報が円滑に流れるようになり、大企業のイノベーションは瞬く間にその利益を失っていきます。障壁がなければ利益は限りなく0に近づくという教科書通りです。
一方で小さなイノベーションを起こせるようになりました。一人家電でLED電気スタンドがヒットした背景には、情報処理技術が発達によって、日本中に薄く広がっているそのスタンドを必要としている人に情報が届くからです。昔同じことをやっても、欲しい人に気付いてもらえず売れません。
あるいは横展開が容易になりました。あるところで小さなイノベーションが起これば、「ゆるんチャイズ」と名付けた仕組みで各地に広まっていきます。それはコピーでなく各地でそれぞれが一工夫してつまり小さなイノベーションをその都度おこしながら広がっていきます。
一つ一つは小さくても無数におこることで、景気を上げていきます。全国に会社(のようなもの含め)は500万以上あります。失業者数は300万人弱。もし全国の会社のうち50万ほどが小さなイノベーション起こして、一人雇用を増やしたら、50万人分です。失業者数はある程度は常に存在するので、今の数からそれだけ減ったら、雇用問題は解決どころか深刻な人不足になります。
恐らく5万ほどイノベーションが起これば、かなり目に見えて景気に出るでしょうし、人不足で給料もあがるでしょう。そしたら、ものの値段も上がって、大企業も一息つけるはずです。これからは無数の小さな会社が景気を支えるのです。
一つ一つのイノベーションは小さくて構いません。おおまかに言って、一人会社であれば100人ほどが必要なもの、10人の会社なら1000人ほどが必要なもので充分です。
これは教科書には書いてありません。なぜなら教科書ができたときには、こんな小さなイノベーションが成り立つ仕組みがなかったからです。今ならあります。このブログはだいたい週5本ですが、それではまったく追いつかない勢いで素敵な取り組みが見つかります。
「我々は無数の小さなイノベーションを起こさなければならない」ではなく、怒濤のイノベーションの波はすでに始まっていて、じきにもっとはっきり見えてくるでしょう。上では方策として書き始めましたが、ほっておいてもどんどん進行します。
怒濤のイノベーション祭り、楽しみです。
があります。
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