妊娠したそのときに、それまでの新生児を抱いた感覚をはっきりと思い出すことのできる人っているのだろうか。新生児がどんなものなのか、泣き方、抱き方、あやし方、声のかけ方。知らないことばっかりだと思う。
少子化、核家族化、自分の周りに赤ちゃんがいたことが無い人が多い。当たり前だと思う。9歳はなれた弟のおしめを替えていたらしいけど、覚えてない。粉ミルクをおいしそうに飲む弟を「残さないかなあ」と見ていたけど、見ていただけ(残したらもらえた)。小さな子は比較的回りにいっぱいいたし、異年齢の集団で遊んだ経験はしっかりあるように思うけど、それでも、子育てのお手伝いをした経験と言えるのかな。
スリール株式会社の取り組みは、本当、ステキ!
「ワーク&ライフ・インターンシップ」を始めよう!ですってよ。家庭に入って、本当の子育てを経験して、仕事と家庭でがんばるご両親を間近に見るのです。素晴らしい〜。
自分の親が幼い自分を育てているのは見ることができない。幸運にも兄弟姉妹がいたとしても、血を分けたライバルでもあるので、冷静には見ることができないと思う。この「ワーク&ライフ・インターンシップ」なら、自分の年齢に近い夫婦が子育てに取り組む姿、仕事と両立させる努力を目の前に見られる。しかも自分は子育ての経験をしてアルバイト料を稼ぎつつ。
大学生だったら、必ず申し込んだだろうなって思う。
ん?思うか??
現在、参加者の声として、掲載されている人は、どうやら意識の高い人や幼児教育などに関わっている人のよう。
私はカリカリした学生だったから、申し込まずにそんな暇ないって思ってしまうかも。バイト料だけみたら、塾講師や家庭教師の方がいい!とか言いそうだ。高校生の私なら行くかしら。
この取り組みがどんどん広がって行った未来では、そんなとき、インターンシップを経験して母親になった母が「あの仕事は人生で必ず役に立つから、行きなさい」とか言うわけですよ。雇う側の夫婦もインターンシップ経験者だったりして、喜んでインターンシップを受け入れるのですよ。人の役に立つ経験、いいじゃないですか。素晴らしい世代のつながり完成。
私の行っていた高校は、基本的にバイト禁止だったのですが、郵便局の年末年始のバイトは許可されていました。このスリールでのインターンシップも、許可して、推奨すれば、と思うのです。学校では経験出来ない、人生に必要な経験。なんなら家庭科の授業に組み込んじゃえとも思います。そんな簡単にはいかないかな。
ただ〜し、実際に育児をするときには、そうはいっても・・・っていう大変さがあるのかもしれません。そんなときには、こんなのを読んで癒されるのです。私のときにもほしかったなあ。
#本当の育児書
ミライ: ここからは未来六葉点(?)です。すばらしい取り組みですね。
フツクロウ: そうじゃな。一人暮らしも多くなって、学生時代から社会人になるまで、赤ちゃんにまったく接点がないという人もおるからな。自分が親になるところを具体的に想像するのが難しくなるだろうし、公共の場で泣いてる赤ちゃんばかり目にしてたら、嫌いになるかもしれんしの。
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