こんな記事読みました。

 「夕飯何食べたい?」が持つ理不尽さと、ベストな返答の考察 

 「夕飯何食べたい?」にまつわる、夫婦間のギャップをとことんまで分析した力作です。

 著者は女性のようで、少しでも男性の理解が進むようにとの努力素晴らしいです。参考になりました。

 しかし、この問題にはもっと根本的な解決法があります。

 それは、夫もたまに「お三度」をやってみることです。

 料理をする男性も増えてきたことかと思いますが、まだまだハレの日担当のことも多いのではないでしょうか。そうではなく日常の朝昼晩の食事を担当してみるのです。いちいち買い物になんて行ってられないし、家にある材料で、しかも
 ・栄養のバランス
 ・家族の食の好み
 ・家族の体調  
 ・自分の料理の腕 
こういったことを考慮しなくてはいけません。

 たまに担当すれば、それがいかに大変なことかよくわかるでしょう。その記事に書かれていること全てに納得がいくはずです。たまに担当していればそこに書かれているようにくっきりと「夕飯何食べたい?」にどう答えるべきか分析できてなくても自然とイライラされることはありません。

 先日、次男だけパーティで夕方いないということがありました。さて夕飯どうしようということになります。帰ってきた時、自分も食べたいというかもしれないし、どんなメニューがいいだろうというわけです。私が「カレー?」と言うと、奥様は「うーん、じゃあタイカレー?」と滞りなく無事メニューは決まりました。私は特にこの夏休みの間、ポツポツお三度担当しています。ですから、次男だけ夕ご飯外で食べるという特殊な状況で、夫婦一緒に悩むことができたのです。

 次男が帰ってきたとき、まだ家族は夕食中で、次男もわずかですがタイカレーを美味しそうに食べてました。

 イクメン増えてきましたが、ぜひお三度もやってみましょう。

 実はお三度をたまに担当するのは大変です。なぜなら、食材何があるかよくわからないからです。特に冷凍庫とかぴっちり入ってますし、お三度作るとなってから、家中確認していてはそれだけでぐったり疲れます。

 あれ作ろうと思って、材料見たら、思っていたものが切れていた。野菜が多少違ってもそれ使えばなんとかなることも多いですが、キーになる材料がないときはダメージが大きいです。一からメニューを考えるか、あるいは創作料理の領域に踏み込むか。後者は失敗した時のダメージが大きいし、一からメニューを考えるのは「時間を返せ」と天に向かって嘆きたくなるし。

 そんな苦労を妻に話してみるといいでしょう。毎日担当することも大変だけど、たまのピンチヒッターもそれなりの苦労があるとわかれば、「夕飯何食べたい?」とその答えの問題は、大きく緩和されることでしょう。
 

《ワンポイントミライ》(

ミライ: いわゆる一つの「習うより慣れろ」問題ですよね〜。

フツクロウ: ホウじゃな。