おお、いいですね、これ。

 国内線見送り、搭乗口まで 年内にも規制緩和 保安区域、飲食・土産物店充実へ:日本経済新聞 

 はい、あそこはものすごい機会損失していると思うんですよ。空港側は、一般客にらんで保安区域外の店舗を充実させますが、搭乗客でそういう場所を楽しみたい人ほど、もろもろ不安で早めに手荷物検査済ませちゃうと思うんですよ。

 話変わりますけど、地方に引っ越して地方でいろんなとこ行って強烈に思うのは、いかに機会損失しているかということ。いろんなとこ行って、楽しいし感謝のしるしにちょっとお金落としたいと思っても、落とす手段がまったく用意されてないとこが結構あるんです。

 景気をよくするには、こういう機会損失をしらみつぶしにつぶしていかないといけません。空港の機会損失だってつぶさに回収しなくては、高度成長の終わった国は景気が悪くなってしまうのです。

 その記事には書いてありませんが、手荷物検査員については、仕事が過酷と聞いたことがあります。十分な費用をかけられず、結果として検査員が重労働を強いられるのです。

 一般人も保安区域に入るようになれば、さらに仕事は増えそうです。しかし、そこでお金を落としてくれるのですから、きちんと増員できます。搭乗客ももっとお金を落とすようになるかもしれません。

 もともとは民営化した空港が要望を出したと書いてあります。ビジネスをしている立場ではやはり、当然そこに気づくわけです。それにちゃんと応えた今回の措置すごいです。

 それになんといっても、やっぱり搭乗口までお見送りしたいですよね。そこにも広い意味で機会損失があるわけです。それが巡り巡って経済的な損失にも繋がっているわけです。人間の経済活動とは願望の実現です。搭乗口まで送りたいのに送れないというのは、人々の願望を阻害するものであって、そこにビジネスチャンスがあるはずなのです。

 

《ワンポイントミライ》(

ミライ: こう細やかにサービスが行き届いて行くのがいいですね。

フツクロウ: ホウじゃな。