「小学校やばいPTAやばい」の人こそPTAに入ったほうがいい理由。(その1)
の続きです。
(その1)の「通学路の交通整理」は「通学路の見守り」に書き換えました。
その「通学路の見守り」地域によっては、地域のボランティアが手伝ってくれているところもあります。
大変ありがたいことですが、 それは逆に別のかたちで小学生の保護者たちに地域が期待する役割があるということです。地域のお祭りへの参加とか。持ちつ持たれつの関係です。
そういった地域への貢献の担い手としての役割、 それにはどんなものがあるのかも知っておく必要があります。子供と地域がどのように関わっているかは、子供の持ち帰る保護者向け学級通信などで紹介されていることでしょうから、気をつけてチェックすべきです。あなたがそれを好もうと好まざろうと、その関わりが地域側の持ち出しなのであれば、それに対応した見返りの貢献が組まれている可能性が非常に高いです。
PTA に入ろうが入るまいが、小学生の保護者として、これら学校で担うべき役割、地域で担うべき役割を理解しなければなりません。
そして、 小学校6年間、兄弟がいればそれ以上の期間、 なにもせずに済ませられるとは思わないことです。
PTAに入ろうと入るまいと。
ですから、小学生の親として、なにか貢献しなければならないのなら、 PTAに入り、子が低学年のうちにどのような役割があるのか理解し、 自分の力量や仕事の都合にあった役割を中高学年にこなしていくのが一番負担が少なくなります。 まあそれでも、高学年でくじ引きで重要な役を引いてしまったりするのは避けられないかもしれませんが、 その時は素直に諦めて周りに助けてもらいながらやるしかありません。
一方PTAに入らないということは、 違う形で学校や地域に貢献する方法を考えて担わなければなりません。 それはPTAに入って集会に出席しながら自分にできる貢献を探すよりも、 よほどしんどい作業になることでしょう。 レールはないのですから。
またこれからはPTAでの情報収集は特に大事です。重大な変革期だからです。
最近、 地域の伝統行事復活なんて記事よく見かけませんか?
元気な団塊世代が現役引退し始めたからです。そしていろんな活動を始めているからです。
素晴らしいことではありますが、 小学生の親にとっては他人事ではありません。
そういう時はたいてい子供の参加が求められ、 PTAにも支援が求められたりするからです。
もちろん素晴らしいことではあるのですが、 なにもかも引き受けていたらとんでもない負担になるかもしれません。なので PTA は日夜調整に尽力していたりします。
そういった情勢をまったく知ることなく、 ある日突然「こうなりましたので」とどこからか通知が来たら、「聞いてない! くぁwせdrftgyふじこlp」ってなっちゃうかもしれません。 でも、ぶっちゃけアンテナ張ってない方が要領悪いのです。
小学校は小学校だけで閉じていないので、 小学校で果たすべき役割を自分にあった形で行うには、 小学校の公式情報だけでは不十分です。 各組織の公式情報も必要ですし、非公式情報いわゆる裏話も必要です。
PTAは手っ取り早い情報収集手段ですから、 他の手段を考えたり実行する腕力がないなら、 PTAに入った方がいいと思います。
これは東京のど真ん中でもそうです。 少なくとも私が住んでいた地区ではそうでした。 小学校はどこも、小学校だけで閉じていません。都会や地方で温度差はえらいありますが、 基本的な構造は変わりません。
その辺うまく立ち回り、 学校や地域への貢献を上手に果たして、 ぜひ子供と楽しい小学校生活を楽しんでください。
そのために必要なのは、あなたの学区の情報です。PTA以外にどんな組織がかかわっているのか、PTA以外にどんな役割があるのか。ネットにそんな情報はありません。外野の「任意加入のはずの PTA に半ば強制加入させられる」ことへの批判など、なんの役にも立ちません。PTAと小学校しか登場しない記事などクソです。実態は他の組織も絡んでいるのですから。
註: たとえば地域によっては子供会もありますがあえて触れませんでした。地域や学区によって全然違うようです。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: うーん、通学の見守りを話題にしたら、なんとも痛ましい事故が……。
登校見守り中、はねられ死亡 30年前娘失った現場近く:朝日新聞デジタル
フツクロウ: ただ、言葉を失うの。
ミライ: ご冥福をお祈りします。
こんな風に、小学校って、結構いろんな人が関わってますよね。
フツクロウ: ホッホッホ。
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