まだ火曜ですけど、実は何週間か前[S]しなかったので、今回は気楽な記事[S]です。

 定期ですがこの話題が盛り上がっています。日本人のPC普及率が悪いという話。

 高校生で自分のPCを持っていないのは日本人だけ?海外に比べて日本がどんどんと沈んでいく 

“ちなみにノートパソコンもデスクトップも持たない者の割合は、日本が45.3%、韓国が19.9%、アメリカが11.4%、イギリスが9.2%、ドイツが6.7%、フランスが7.6%、スウェーデンが7.1%で、日本が圧倒的に高い。”#舞田敏彦

― stream (@midori0014) 2016年11月19日
 出典まで遡っていませんが舞田先生のデータのようです。

 日本だけ遅れてしまったのは大変悲しいことですが、もう不運としか言えない理由があります。

 みなさんいろんな理由を指摘していますが、別に日本人の考え方が遅れているとかではありません。たまたま欧米の普及が早かっただけです。

 アメリカではパソコンが普及する前から、タイプライターがほぼ全ての家庭に普及していました。

 数字は見つけられませんでしたが、たとえばこの記事に「ほとんどの家庭とオフィスに1台はタイプライターがあった」という記述があります。

 The Hidden World of the Typewriter
There was a time that nearly every home and office had at least one typewriter, ready to tap out letters or lists, invoices or inspirations.
 ですから、パソコンが普及する前から、すでにまともな文書は全てタイプライターという文化になっていました。私がアメリカにいたときに、手書きなんてメモかクリスマスカードくらいでしか見たことありません。

 そこにパソコンが登場したのです。パソコンはタイプライターの代替として全米に普及する下地があったのです。タイプライター買い換えるくらいなら、パソコン買うわけです。

 他のアルファベットの国々も似たような事情でしょう。韓国は欧米化に日本より熱心です。日本はアメリカ同様国が人口が多いため、そういうとこは内向きになりがちです。

 ということでたまたま日本だけ遅れるはめになってしまいました。英語を使っているとわかると思いますが、英語は仮名漢字変換がないので、キーボードでものすごく楽に文章を打てます。その分なんでもバソコンでやりやすかったこともあると思います。日本語とキーボードの相性はお世辞にもいいとは言えません。普及しにくかったのも仕方ありません。

 しかし時代はもはやスマホやタブレット。キーボードの呪縛から解き放たれつつあります。やがて日本中に普及して、学校で普通に使われるようになるのも時間の問題でしょう。



《ワンポイントミライ》(

ミライ: 待たせたな! これから追いつくぜ!!!

フツクロウ: ホッホッホ。