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話題の『マインドフルネス』の本当の意味

2016/06/21 23:45 投稿

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 最近『マインドフルネス』が話題になることが増えてきました。今日もこんな記事見かけました。

 ストレスを軽減する「マインドフルネス」、多くが実践する理由と効果とは

 この話題はまだ『マインドフルネス』という言葉になる前から、ミラフツで取り上げていました。昔の本家の方で。5年近く前に。

 Googleには毎日思いやりがある(1/2) ~思いやりは最高の幸せ~ 

 Google のエンジニア、チャディー・メン・タンさんのプレゼンを取り上げたものですが、そのとき「そのうちその実践法を公開するからね!」と締めくくっていたものが本当に公開されて、どんどん広まったものです。

  『マインドフルネス』って何?ということについては、ここにすごくわかりやすくまとめられてました。

 備忘録 by 毛玉 #ShortNote 

の下の方。
体の力を抜き、背筋をのばして座る。
目を閉じ、体と呼吸に意識を向け、それを感じる。
浮かんできた雑念は考えない。
体や呼吸の感覚に意識を向ける。
10~15分ほど行う。
集中しにくい人は呼吸する際、
息が入るときは「膨らみ 膨らみ」
吐くときは「縮み 縮み」
短い息は「膨らみ 縮み 膨らみ」
と、心の中で唱えるとやりやすいかもしれない。
自然な呼吸に意識を向ける。
終わったあとはそっと目を開ける。

 いわゆる瞑想です。

 なんで瞑想がいいのか。ミラフツではずばり解析しました。

 「右脳バランス総集編」アップしました。  

 瞑想は「言葉を使わなくて考える方法」を取り戻すきっかけです。

 たとえばこの絵を見てください。
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 この絵を見たとき、私たちは「赤い丸」がどこにあるか一瞬で見つけることができます。脳が並列処理をしているのです。でも、wikipedia の視覚探索というページにある、「オレンジの四角を探してみよう」という課題では、図を一つ一つ見て確認していかなければなりません。

 人間が頭の中で言葉で考えている時は、「オレンジの四角」を見つけてくださいと言われ図を一つ一つ見て確認しているような逐次処理をしています。

 でも人間は言葉を使わずに「赤い丸」を見つけるような考え方もできるのです。

 言葉を使わずに考える一番象徴的なできごとは、「ひらめき」です。人が何かをひらめいた時、どやってひらめいたの?と聞かれても、「ひらめいたものはひらめいた」と言うしかありません。画像の中の「赤い丸」を見つけた時、どやって見つけたの?と言われても答えようがないのと同じです。

 でも、そこにはちゃんと脳の活動があるのです。

 ですから、人は、頭の中で言葉で考えるのと同じくらい、言葉以外の方法でも考えています。でもそれはまさに言語化されていないために自覚することがとても困難です。頭でひたすら考えている人にとっては、そのような考え方があることは思いもよらないことでしょう。

 そういう人に瞑想は、大きな気づきを与えてくれます。紹介した『マインドフルネス』のやり方を見てみると、それはひたすら言葉で考えることを抑制する作業です。残念ながら言葉が出てくること自体を抑えるのはとても困難なことですが、言葉がでてきても、それを受け流してしまうことを目指します。あるは呼吸に集中するのも、言葉が生まれてくるのを少しでも抑制するためです。

 言葉を使わない考え方の最大の特徴は並列処理です。言葉で考えていると、「モグラ叩き」の罠にはまりがちです。目の前の問題を解決する答えを出しても、それは新しい問題を引き起こすことがあります。そうやっていくら出てくるモグラを叩いても、次々とモグラが出てきてちっとも終わらないのです。それらの問題をすべて理詰めで追い込むのは簡単ではありません。

 一方、言葉を使わない考え方は、一面にシートをかけてどこからもモグラが出てこれないような答えを見つけることが得意です。いわゆる直感というやつです。そのアイデアを、言葉を使っていろんな問題がないか確認すると、まあまあすべてうまく収まっていたりするのです。

 私たちはみな私たちが持つこの強力な思考能力を自覚しなければなりません。そのきっかけが瞑想なのです。言葉を使わない考え方は、並列処理ですから、自分の周りをありのままに捉えることが得意です。

 そのことで、言葉の堂々巡りを断ち切るきっかけにもなりますし、自分の周りの環境では穏やかに時間が流れているのですから、それをありのままにうれいれることで、自身のストレスを和らげることができます。

 瞑想の効果と言われてるものは、自分自身の中にある言葉を使わずに考える(あるいは感じると言ってもいいでしょう)力によって生み出されているのです。

 ですから、この瞑想になれれば、頻繁に行うことができます。 

 体の力を抜き、背筋をのばして座る

 必要なんてありません。

 ただ、言葉で考えるのをやめればいいのです。

 ホームで電車を待つ間、「ぼんやり」風景を眺めればいいのです。

 そうすることで、言葉で考えることによって引き起こされるストレスは和らぐ一方で、新たなひらめきへの助走が行われているのです。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: おー、『右脳バランス』懐かしいですね。2年以上前のコンテンツですね。

フツクロウ: 懐かしいの。

ミライ: 右脳発想法とかほんと効果的でよね。


 

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