9月26日に「モンスターハンター 発想の法則 -メインモンスター誕生秘話-」という
書籍が発売となりました。詳しい内容は、こちらから。
↑これが表紙です。
今回はその書籍を少し紹介したいと思います。
ニンドリ本誌で初めて『モンスターハンター』(以下『MH』)シリーズを掲載したのは、『MH3(トライ)』がWiiで発売されることが発表された「任天堂カンファレンス2007.秋」以降のこと。それ以来、『MH3(トライ)』、『MHG』、『MH3(トライ)G』、『MH4』とずっと追いかけてきました。
インタビュー取材もこれまで何度も行わせていただき、辻本プロデューサーと藤岡ディレクターの楽しいお話に耳を傾けまくってきた日々なんですが、やはりおもしろいゲームは、作っている人たちも魅力的でおもしろい。僕はゲームのシステムまわりの話ももちろんなんですが、シリーズの世界観であったり、モンスターの生態であったりとか、そういう設定のお話を聴くのがとくに好きなんですね。
「モンスターハンター フェスタ'」などで行われている「教えて!藤岡先生」も大好きで、「はぁーなるほど」とライターぱんちさんと目を輝かせて聴いていました。ああ、読者のみんなにも届けたい。そんな思いもあって、連載「教えて!藤岡先生 ニンドリ特別講義」が『MH3(トライ)』のときに実現しました。その後、『MH3(トライ)G』、『MH4』でも「藤岡要のもう一語りいこうぜ」と題して掲載、約3年にもわたって、毎号藤岡さんに『MH』の世界を語っていただいてきたんです。
↑こんな感じで連載しておりました。
この連載をまとめて一冊の本にできないか。これがこの本の原点です。
濃厚な世界観・モンスターに対しての考え方をもっと多くの人に知っていただき、
今後のハンターライフをより充実したものにしてほしい。
そんな思いから、カプコンさんと話をつめていったんです。
今後のハンターライフをより充実したものにしてほしい。
そんな思いから、カプコンさんと話をつめていったんです。
ここまで読むと「ただの再録本?」と思う人もいるかもしれません。
でも、そんなことはありません。再録部分は書籍の中の三分の一です。
今回の本は、サブタイトル「-メインモンスター誕生秘話-」の名の通り、家庭用『MH』シリーズに登場するメインモンスター10頭の発想の原点と、作り方・考え方をじっくりと伺い、掲載したものがメインコンテンツとなっています。しかも、その中には10月11日に発売となる『MH4G』のメインモンスター・セルレギオスまで含まれています!
↑メインモンスターは、藤岡さんと徳田さんに語ってもらっていますよ。
さらに、辻本プロデューサー、藤岡ディレクター、小嶋プロデューサー、一瀬ディレクターというシリーズのキーマン、4人による座談会も実現しました。「モンスターハンター展」にも展示されていた、『MH』が形作られる前のファンタジー色の強かった『モンスターハンター(仮)』時代から、現在に至るまでの思い出を語っていただいています。
↑「この4人が揃うのはかなりレアです」から始まる座談会です。
シリーズが10周年を迎えたからこその豪華企画。
現場でお話を聴いていて、思わずニヤニヤしていましたとも! ほかにも、初期『MH』(無印)の開発スタッフの皆さんにアンケートを実施したコーナーや、カバーイラストをファンの皆様おなじみ布施龍太先生に描いていただいたりと、制作している側もテンション上がりっぱなしでした。
現場でお話を聴いていて、思わずニヤニヤしていましたとも! ほかにも、初期『MH』(無印)の開発スタッフの皆さんにアンケートを実施したコーナーや、カバーイラストをファンの皆様おなじみ布施龍太先生に描いていただいたりと、制作している側もテンション上がりっぱなしでした。
本書の執筆にはニンドリ本誌で『MH』シリーズを初期から一緒に作ってくれている、ライターぱんちさんを起用。ぱんちさんと僕のほぼ2人で、とにかくその純度を高めて制作させていただき、我々の愛を詰め込んだ一冊となってます。マニアックといえば、マニアックな内容なのかもしれませんが、『MH』のモンスターや世界観がどうやって発想され、構築されていったか。その原点から考え方までわかる書籍になっています。
個人的な感情もあって、ちょっとブログが長くなっちゃいましたけども。ずっと作ってみたかった『MH』シリーズの本。しかも攻略本ではなく、設定や藤岡さんたち作り手にスポットをあてることができたのが素直にうれしい。
ぜひ、店頭で手に取ってみてください。(ネットでも、もちろんうれしいです)
by カズヤ
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