いよいよ発売日まで3週間を切った『モンスターハンター4G』(以下、MH4G)ですが、YouTubeで公開されたオープニングムービーをみなさんはもう観ましたか?
新フィールドである旧砂漠での野営シーンに始まり、支給品ボックスからアイテムを取り出してアイテムポーチに仕舞い込む様子など、ベースキャンプでクエストの準備をするハンターたちの様子が描かれるのは、シリーズでもこれが初めて(たぶん)。
ちなみにテントの設営シーンなんかは、『MHP2ndG』のオープニングムービーで描かれていました。
クーラードリンクがけっこう美味しそうだとか、キノコ(ニトロダケ?)はこうやって採取していたのかとか、狩猟生活の細かいところを垣間見られるのは嬉しいですよね。なかでも注目はやはり、落とし穴の仕掛けでしょうか。
火薬を爆発させて直下の地面を柔らかくし、空洞を空けてカムフラージュの草を展開! この設定自体は昔からあって、「モンスターハンター展オフィシャルブック」にも図解が載っていたりするんですけど、普段見られない構図から仕掛けの仕組みを知ることができて、ちょっと興奮しますよね。あれ? しませんか?
もちろん、ハンターたちが連携を取ってディアブロスの角を破壊したり、そのディアブロス自体の動きなどなど、見どころはたっぷり。「ドスガレオスを初めて見た!」なんて人も、音爆弾が効果的なことに気づけましたよね? そして最後は、新メインモンスター・セルレギオスの登場でシメ! これにはさすがに興奮を煽られます。NOとは言わせません(横暴)。このオープニング映像で狩魂を滾らせつつ、発売を楽しみに待ちましょう。
それにしても最後、弓に装填されたビンが気になります…。
と、このオープニングムービーですが、先日の東京ゲームショウ2014にて行われた、カプコンの「『モンスターハンター4G』発売直前! スペシャルステージ」で初公開されていました。じつは、編集超カズヤ率いるニンドリ狩猟班も、会期初日に『MH4G』の試遊をしてきていたのです。ここからは、そのレポートをお届けします。今回は、声優の藤田昌代さん(写真左)とそのお友達の裕美子さん(写真右)に一狩りご協力いただきました。
まずは、マルチプレイにてダイミョウザザミの狩猟に挑戦! シリーズファンならおなじみのダイミョウザザミは、真上に飛び上がってからの落下で押し潰そうとしてきたり、鋏で前面をガードした体勢でじっと動かなくなったりと、なかなかに個性的な動きを見せてくれます。泡ブレスを吐きながらの横移動は、新鮮にして厄介(笑)。それと、潜った地中から飛び出しつつ仕掛けてくる拘束攻撃には、メンバーから思わず「それズルい〜!」なんて言葉が飛び出していました。
無事にダイミョウザザミの討伐に成功して、肩を慣らしたところでいよいよ、セルレギオスの狩猟です。今回の本題、メインディッシュです。
選んだ武器種は、カズヤさんがチャージアックス、ぱんちが操虫棍。藤田さんと裕美子さんも操虫棍という、その名も“超ノリノリパーティ”です。
(勝手に命名しましたごめんなさい。実際、テンションだけは無駄に高かったです!)
クエストが始まると、支給品ボックスに“万能湯けむり玉”とかって見慣れないアイテムがあってドキドキ! なんでも、消臭玉のような使い方で、各種状態異常を回復できるアイテムなのだとか。…ということは、セルレギオスはなにかしらの状態異常を仕掛けてくるってことなの…? と、そんな想像だけでさらにドキドキ倍増です! そういえば、支給品には珍しいモスジャーキーとかってアイテムもあったのに、誰も手に取らないという(笑)。
そして初めてセルレギオスに遭遇した面々は、意気揚々と突っ込みます。それはもう、勇猛果敢を通り過ぎて無謀と言ってもいいくらいに! おかげで全員、セルレギオスが飛ばしてくる鱗が引き起こす新しい状態異常“裂傷状態”に慌てふためくことになるのです…!!
その“裂傷状態”になった場合、ダッシュや回避行動みたいに素早く動くようなアクションをしてしまうと、傷口が裂けて体力がゴリゴリと減っていきます。気づかないでいると、あっという間に瀕死状態です。回復するには、その場でしゃがんでじっとするか、お肉系のアイテムを食べるかすればOKとのこと。…なるほど、それでモスジャーキーなんですね! こんがり肉だと食べるのに時間かかるけど、モスジャーキーなら回復薬のように素早く食べ終えられますもんね。
(ということをインストラクターのお姉さんに教えてもらいました。なぜなら、誰も支給品をゲットしていなかったから!)
そしてそして、“万能湯けむり玉”の使いどころもそこでした。しばらくその場に効果が残るから、他のメンバーも立ち昇る煙に触れることで、まとめて回復することができるスグレモノ。
そんなこんなで“裂傷状態”に気を取られながらも、セルレギオスへの立ち回りに慣れてくるメンバー。地上では、獣竜種にも似た軽快なフットワークを見せるため捉えづらく、飛行を得意とするモンスターといえど油断はできない感じでした。基本的には空中を飛び、中空状態からいろいろな攻撃を仕掛けてくるのですが、中空で大きく円を動くような旋回攻撃なんかは、いままでにない新鮮さ。だからみんな、それに当たって弾け飛ぶんです(笑)。しかも、多彩な脚技に翻弄されっぱなしのメンバーは、最後のラッシュにと仕掛けた落とし穴を、瀕死状態のセルレギオスにスルーされるという大失態! 無情にもエリア移動され…タイムアップ。
「ああっ…!!」とメンバー総崩れ。
「ああっ…!!」とメンバー総崩れ。
惜しくも狩猟ならず残念な結果となりましたが、セルレギオスはとても狩り甲斐のあるモンスターだと満場一致の感想。旧砂漠のアレンジは、シリーズを遊んできた人にも十分新鮮に感じられるものになっていますし、発売が待ち遠しくてたまりません! ちなみに、フィールドの一部にある流砂では姿勢が不安定になるためか、しゃがんで“裂傷状態”を治すことができませんでした。そういうところも凝っているなと感心させれますよね。
以上で、『MH4G』の試遊レポートは終わります。最後に、今回の試遊で触ることのできたNewニンテンドー3DSについて少々。
目玉となっているCスティックは反応が繊細で、たいした力を必要とせず、思うままの視点変更が可能になっています。しかも、十字ボタンを押し込むほどのストロークを必要としないので、反応も鋭く感じられます。なんといっても無段階調節なのが嬉しいところで、それを喜ぶ人も多いでしょう。サウンドボリュームが天板についたことで、以前のように狩猟中に指が当たってふいに音量が大きくなる…なんてハプニングも余裕の回避! 内蔵カメラによる顔認識を利用した3Dのブレ抑制も、なかなか精度が高かったように思います。3Dで見る『モンハン』は、その精細な映像美を含めてぜひともオススメしたいところなので、Newニンテンドー3DS(LL)で『MH4G』、これはマストバイな最強の組み合わせかもしれませんよ!
by ライターぱんち
©CAPCOM CO., LTD. 2013, 2014 ALL RIGHTS RESERVED.9月26日発売!
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