本資料は2018年8月1日~9月11日に開設した「ニコニコ動画カテゴリ検討Slack」で
参加者よりいただいたご意見です。

記事トップはこちら ⇒ 「ニコニコ動画カテゴリ検討Slack」参加者よりいただいたご意見のご報告

※改行や記号の一部を編集しておりますが、元のご意見をできるだけ
そのままの形式となるように掲載しております。

■匿名  

追加するべき小カテゴリについて、動画数の多いカテゴリ及び100万再生達成動画が多いカテゴリを中心に小カテゴリの追加及び再編を行うべきという観点で議論及び提案を致しました。

各カテゴリの合計ランキングにおいて、現在300位まで100万再生を超える動画が占めているものが下記の通りとなっています。
 ・エンターテイメント
 ・歌ってみた
 ・VOCALOID
 ・アニメ
 ・ゲーム

その為に下位の動画が参照できない(合計ランキングでは見つけられない)上に、人気がある動画がずっとランキング内及び上位を占めている状況が長年続いているので、個人的にはこのカテゴリーを中心を再編・追加すべきであると今回の議論で主張致しました。(例えば「歌ってみた」を性別、グループか単独で分ける、「ゲーム」であればRPG等細かく分類する等)

ただカテゴリー名については場合によっては商標関係等の問題をクリアする必要もあり、カテゴリー自体細かくなりすぎると見てもらえない可能性があるとの意見がありました。仮に100万再生以下の動画もランキングに表示させようとするとかなりの下位まで拡大するする必要もあるとの意見もありました。又検索機能の追加についてはシステム自体に負荷がかかるという理由で運営等の方々から却下されました。

今回の議論では明確な解決策は見いだせられませんでしたが、上記に挙げた問題点をクリアしつつ、いかに均等に分類しつつ、ニコニコユーザーの誰でも見やすく探しやすいようなカテゴリーの再編、及び小カテゴリーの追加が必要かと思っています。

■匿名 

『 金で買えるランキング、今のまま小カテゴリいじっても… 』

=<要点>=====================================

● ニコニコを面白い「場」として機能させてほしいのに、課金ランキングが「白けさせている」

● 広告の発掘機能や存在自体は否定しないが、直接順位に反映させるのはおかしい(発掘の結果、再生数など伸びる→順位UPならOK)

● ちょこちょこ小カテゴリなど改善しても、「金で買えるランキング」がひどすぎて焼け石に水

● 見たい、来たいと思えるランキング(やニコニコ)とは? 課金ランキングは(ry

◎ この放送で改めて「広告とランキングの関係も(早く)見直す必要がある」という共通認識をもちたい

=<詳細(slackの実際の様子)>=====================================

○ slack開催期間中、最も盛り上がった話題は「ニコニ広告」だった

実はこのslackの開設理由である小カテゴリについての話し合いは、1ヶ月の期間の前半で8割がた終わっていたんです。で、後半は何の議論が盛んだったかというと、「将棋盤をどうするか」「ランキングにこんな機能を追加したらどうか」そして、「ニコニ広告について」(小カテゴリについても名称の案を増やしたり、カテゴリの範囲について詰めてもいました)。

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○ 「ニコニ広告」担当者がslackに来ない

slackに参加している運営側の人間には、ニコニ広告のあり方をどうこうできる人はいなかったようです。今回のslackは小カテゴリの追加についてが本題でしたが、その他のランキング周りについても議論を図ることを認められていました。ランキングのあり方とニコニ広告の関係については上記の通りどうしても避けては通れぬお話でしたので、ニコニ広告担当者に来てもらう案も出ましたが結局そのまま期間が終わってしまいました。

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○ slack参加者の多数は「ニコニ広告を完全になくせ」と主張しているわけではなかった

「ランキング順位へのニコニ広告によるポイントの加算を修正/なくすべき」であって、並行して「どうニコニ広告を使えばニコニコがよくなるか」についても話し合われました

■匿名 さん  

■ ASMR / 音フェチ 新規小カテゴリ 案について

※ 「『ASMR』または『音フェチ』で小カテゴリを作ったらこんないいことがありそうだよね?」というメリットに絞ってお話させてください

【 まとめ 】

① 「音の快感」に敏感な層が集まる場を作れる
②(視聴者視点)新たな「音の快感」動画やジャンルを発見しやすくなる
③(投稿者視点)微妙にジャンルが違うために接触できていなかった、「音の快感」に貪欲な視聴者層に新たにリーチできるようになる
④ 歌い手や踊り手、実況者などに次ぐ新たな○○手 の活躍の拠点として、ニコニコと互いに盛り上げていく

【 詳細 】

ASMRや音フェチ界隈にもいろいろあって、バイノーラルマイクで物音を収録したASMRや、雨音30分といった作業用環境音、ささやき系や耳かき同人音声作品などなど幅がありますが、普段それぞれのジャンルに散っているユーザーも、他のジャンルで適性はあると思います。小カテゴリ化して、ランキングで面白い動画があがっていれば普段見ない音フェチジャンルでも開いてみたくなると思いますし、共通の話題をもってコメントなどを通して盛り上がりやすくなると思います。

「音の快感」は前提知識がなくてもいろんな人が楽しめるので、ニコ動初心者がランキングを見たときに手を付けやすいコンテンツとしても機能できると思います。

「音の快感」に関する動画投稿者さんはニコニコ以外にもいろんなサイトで活躍されていると思いますが、ニコニコがしっかりと場を提供することで誘致し、また才能のある方が旗手となって活躍されることで、○○手界隈と、場としてのニコニコの両者が盛り上がっていくことが期待できるのではないでしょうか。○○手の下地のあるニコニコだからこそ、投稿者の名前自体がブランドになり、顔出しせずとも音のクオリティで(イラストのアイコンを使いつつ)活動がしやすいでしょう。

動画の再生にあわせてコメントが流れるニコニコは、音の変化に対してリアクションしたり、長時間のリラクゼーション系の動画でもまったりだらだらコメントしたりと相性は良いと思うのです。

「音の快感」を、ニコニコを支える新たなコンテンツの候補としていかがでしょうか?

■天才爆発 さん  

広告はコンテンツと分けると誰も見ない。混ぜて明記して表示すると邪魔あつかい。明記せずにランキングに混ぜると工作扱い。
結局は実力や努力で伸びるか、圧倒的な質で広告のうそ臭さを吹き飛ばすくらいじゃないと誰も認めないんだよな。
だから低再生数・低質の動画に大量の広告をつぎ込むんじゃなくて、150位くらいの動画にほどほどの広告をつぎ込んだほうがよいと思う。そういう意味で将棋盤のランキングを300位(1000位でもいいけど)くらいまで素早く表示させてほしい。

■匿名

「この文章はどの議論についてなのか」
ランキングの種類と機能
「結論」
・現行の24時間ランキングは廃止
・毎時更新24時間新着ランキングを復活させる
・午前5時更新7日間新着ランキングを新設
・デフォルトは毎時ランキングに変更
「議論の基礎となる事実やデータ」
デイリーランキングは最新のものでも過去ランキングの扱いにされている
新着動画に限定したランキングがかつてはあったが今はない
静画には新着ランキングが今でもある
「予想される反論や、それに対する再反論」
反論1
毎時ランキングがデフォルトではライトユーザーがついていけない
再反論1
デフォルトとはいえ設定を記憶させることはできるので問題ない
下手にデイリーや週間という中間の長さにするよりは最も最小である毎時にするほうがニコニコになじませるという目的ではちょうどよい
反論2
それより投稿日補正がほしい
再反論2
多種多様な期間を設けることでそういった投稿日時による不利をできる限り減らしている
ちなみに毎時ランキングは最もこの有利不利が発生しにくいランキングである
速度が劣っていても加速度で勝っていたから順位が上になる仕様はあまりよろしくない
「補足」
過去ランキングを一般会員に制限する必要はないのではないか

■匿名  

「この文章はどの議論についてなのか」
マイリストの機能

「結論」
一般会員のマイリスト制限をフォルダごとに100個までに解放(全フォルダで5000個)
マイリスト数には計上されず動画視聴画面を開くことなく登録できる「あとで見る」を追加(マイリスト数に計上されないこと以外は「とりあえずマイリスト」と同じもの)
「議論の基礎となる事実やデータ」
一般会員とプレミアム会員の間には実に250倍もの差が開いている

「その議題についてのこれまでの議論の流れのまとめ」
一般会員が全フォルダ合計で100個までしか登録できないのはさすがに少なすぎる上にプレミアム会員の差が開きすぎている
マイリスト数というのはランキングの根幹にかかわる部分なのでここに制限がかかるのはランキングの運用上問題が大きい

「予想される反論や、それに対する再反論」
反論1
一般の上限を上げたらプレミアムの価値が低くなる
再反論1
プレミアム会員の上限自体をなくせばよいのではないでしょうか
反論2
一般会員のマイリスト数の上限が低いのは工作対策になっている
再反論2
なりません。マイリスト数はアカウントとIPアドレスで判定されますのでアカウントごとにいくつ登録できるかは無関係です。

「ご自身の意見に近い他の方の意見など」
プレミアム会員は登録数無制限にできないのか

■長谷部 さん

結論:
公式配信アニメをアニメカテゴリのランキングから除外し公式配信用の別ランキングを設ける

理由:
アニメカテゴリランキングが公式配信アニメだらけになっており、ユーザーが投稿するようなMADが伸びにくい。
ランキングのほとんとが公式配信かアニメシーンの転載切り抜きであるため利用者もMADを探そうと思ってカテゴリを見に行かなくなってしまってる。
このせいでMAD文化が衰退している他、アニメカテゴリではMADが伸びにくい状況のため例のアレなどにMADのを投稿する人が増えており、棲み分けの問題が発生している。

■Crystal_14 さん

バーチャルYoutuber関連動画の投稿を想定したカテゴリの設置とその名称について

・はじめに
 一 この文書は、ニコニコ運営者によって公に開設された「ニコニコ動画カテゴリ検討Slack」(以下単に「Slack」)における議論をもとに、バーチャルYoutuber関連動画の投稿を想定したカテゴリ(以下「VTuberカテゴリ」)について、その設置と名称に関する私の意見を述べるものです。
 二 この文書内でSlack上での議論について述べた場合、ほとんどは「VTuber関連のカテゴリについて話し合う」チャンネル『#_vtuber』において交わされたものを指します。ただし、当該カテゴリが設置される以前に、『#追加するべき小カテゴリ』で交わされたVTuber関連の議論を一部に含みます。
 三 単語「バーチャルYoutuber」と「VTuber」について、この文書内では後者を前者の略称とし、同義であるものと見なします。これは実際的な使われ方として、前者と後者の間にはキズナアイの自称として用いられるか否か以外の差異がなく、よってキズナアイについて語られる場合以外での意味上の差がほぼ見られないためです。
 四 この文書において「当事者」とは、バーチャルYoutuber的活動を行っている本人のことを指します。

・設置について
 【要旨】
 VTuberカテゴリの設置は、Slack開設当初に運営担当者から直接提案されたものですが、これに対し「様々な要素を含む動画をVTuberと言うだけでごった煮にするのはいかがなものか」といった視点からの否定的意見が生じました。この節はこれについての意見を述べるものです。
 【本文】
 これについては、最初期に運営者から提示されましたとおり、そもそも既存のバーチャルYoutuber関連動画の多くが「エンターテイメント」「その他」「例のアレ」という三大”ごった煮”カテゴリに属していますので、基本的には問題ありません。
 むしろ今これらのカテゴリに投稿されているVTuber関連動画は、一部を除いては三つの内どれに投稿するにしても違和感(俗に言えば、コレジャナイ感)が生じうる状態にあり、カテゴリ設置議論が開かれたそもそもの目的(Slack開設直後に配布された公式の提案書より)のうち「動画投稿者に適切な投稿場所を用意」「カテゴリランキングを住み分けする」等について、強い効果が予測されます。
 しかしながら、既に上の”ごった煮”カテゴリと棲み分けされている動画群が現在所属するカテゴリから切り離されますと、もとのカテゴリ・VTuberカテゴリ双方への悪影響が生じる可能性があるので、前にどなたかがSlack上で仰っていた「VTuberが登場する動画であっても、歌ってみた、実況プレイ動画、政治、MMD(筆者注:別途MMDカテゴリ設置議論あり)など他カテゴリに属しうる要素を持っている場合必ずしもVTuberカテゴリに投稿する必要はない」という方針はこれを決定し、何らかの方法でユーザーに明示して頂きたく思います。
 【結論】
 ・VTuberカテゴリの設置は必要。
 ・既存のカテゴリ内で棲み分けされている種類の動画を強制的に移動させるものではないことを決定し、告知すべき。
  ・告知例:「今回設置する「(カテゴリ名)」カテゴリは、適切な投稿場所を持たずにエンターテイメント・その他などへ投稿されていた多くのバーチャルYoutuberに関する動画にそのムーブメントの支援としてご用意するものです。バーチャルYoutuberと関連していても、はっきりと他のカテゴリに投稿することができる要素を含む動画は、「(カテゴリ名)」カテゴリへの移動を強制するものではありません。」(告知例は運営担当者様からの提案書を参考に書かせて頂きました)

・名称について
 【要旨】
 VTuberカテゴリの名称について、「バーチャルYoutuber」「VTuber」が商標上の問題から採用しづらいこと、カテゴリの範囲を広く取ることで忖度性を持たせ周辺界隈の含有を図るなどの理由から、8月上旬までに「バーチャル」が推されました。
 この節は、かかる意見に反対するものです。

 【根拠】
 第一に、「バーチャル」という単語は、「バーチャルYoutuber」と比較した際に著しい過不足(過剰と不足の両方)を持つものです。第二に、VTuberカテゴリの名称は、「バーチャルYoutuber」という単語と同義か、将来的に同義となり得る単語でなくてはいけません。第三に、それ故「バーチャル」はVTuberカテゴリの名称とすべきでなく、別途「バーチャルYoutuber」と同義となり得る単語を発見、採用する必要があります。

 まず第一の論についての根拠を述べますと、「バーチャル」という単語の過剰については、リオ五輪の閉会式やVRゲームの体験動画などが含まれうる事が例として挙げられます。
 不足を示すには、まず「バーチャルYoutuber」という言葉がその字面が与える意味からかなり離れた意味合いで使われていることを理解していただく必要があります。
 VTuberがもはやYoutuberである必要がなくなっていることは、恐らく容易にご理解頂けると思います。その配信拠点がニコニコであれTwitterであれ、彼ら彼女らはVTuberと名乗り、あるいは名乗っていなくとも、VTuberとして扱われています。
 これと同様に、VTuberは”単体として見た場合には”バーチャルと断言できない概念となっているのです。VR技術を使用しているVTuberであれば、単体でも文句なしにバーチャルと言えるでしょうが、複数枚の止め絵でアバターを表現している場合はどうでしょうか。
 実際にそのようなVTuberが存在し、あるVTuberプロジェクトに参加を認められていますが、アバターを持つゲーム実況者などと当該VTuberの区別は、少なくとも一般的なバーチャル/非バーチャルの区別をもってそれ単体でなされるものではなく、現在までのVTuber文化の下積みによるものと思われます。こういった場合、当該VTuberの動画が「バーチャル」に関連するか否かについて、客観的に何かしらの確証を得られるものではありません。
 であるので、例えば「彼はVTuberではあるが、バーチャルという概念に属するかは断言できない」という状況が発生し得、単語「バーチャル」は「バーチャルYoutuber」に対して不足する部分を持つことになります。

 次に第二の論について、「バーチャルYoutuber」という概念は既に独特の包括性を持っており、広い範囲をカバーしつつその範疇外のものと明確に区別される性質を持っています。つまりVTuberカテゴリの名称に期待された「忖度性」を既に有しているのです。
 例えば「バーチャル」という単語は、バーチャルYoutuberとの関連性を持ってはいますが、先述の通り明らかに同義ではなく、言葉としての範疇を異とします。この結果、既存の動画を「バーチャル」カテゴリに移動すべきか否か、各々の動画について混乱が生じてしまう。
 この混乱について、まず「バーチャル」カテゴリの範疇不足によるものでは、ある単一のVTuberを一タレント/キャラクターとして扱った動画(MAD等)には、「バーチャルYoutuber」とは関係していても「バーチャル」とはあまり関係のないと思われるものが多くあり、これが論争を生みます。「これはバーチャルとは言えない」という意見と、「VTuberが出てくる動画は何が何でもカテゴリ移動しろ」という意見が衝突するのです。
 また範疇の過剰によるものでは、「ニコニコ技術部」等のカテゴリから既存のVTuber文化と関係のないVR/AR関連動画が流入する現象が予測されます。例としては「VR空間で初音ミクになれるアプリ作ってみた」と言った類の動画が挙げられます。

 第三の論について、具体的な案を述べます。
 「バーチャルYoutuber」と同義となり得る単語としては、当然「バーチャルYoutuber」そのもの、あるいは略称の「VTuber」が最も適したものとなります。しかしながらこの二つは、先述の通り商標的問題から好ましくないものとされています。前者はGoogleの商標である「Youtube」を含んでおり、後者はある企業が出願しているためです。
 よって、私はここで「バーチャルタレント」を提案します。
 この案は元々初期の話し合いの中で出ていたものですが、既存のVTuber概念から欠けも混じりもない言葉として成立しうる、VTuberカテゴリの名称としてふさわしい性質を持っていると考えます。VTuberが行っていること(自分が主役の動画投稿、生配信、VR空間上に訪問など諸々)は、一般に「タレント活動」と呼べる範疇にあり、それゆえVTuber達をタレントと呼称することが容易です。それが一般人によるものであっても、アマチュアでタレント活動を行っている、と言えるでしょう。一方で「バーチャルタレント」という言葉自体は、手垢のない新語としての性質を持っており、現時点でVTuber関連以外のものに対して使われた形跡がないため、容易に「バーチャルYoutuber」の同義語としての地位を確立し得ると判断します。
 ですから私は「バーチャルタレント」を推します。しかし提案がこれ一つというのもさらなる議論を行うには不十分でしょうから、Slack上で私が「バーチャルタレント」を推した際に出た対案として、「バーチャルスター」「バーチャルキャスター」の二案を添えておきます。

 【結論】
 以上の理由から、私からVTuberカテゴリの名称に推薦する案を、希望順に以下の通りとします。
 第一候補:「バーチャルYoutuber」
 第二候補:「VTuber」
 第三候補:「バーチャルタレント」
 第四候補:「バーチャルスター」
 第五候補:「バーチャルキャスター」

 【結論の補足】
 参考までに、考えられるメリット・デメリットの列挙。
 第一候補について:現在最も広く使われている正式名称。ニコニコ内でタグとしての使用実績あり。商標上の問題。字面と意味のズレ。
 第二候補について:第一候補とほぼ同義とされる略称。既存タグからの書き換えが容易。無関係の企業が商標出願中。
 第三候補について:新語としてバーチャルYoutuberの同義語としての地位を確立しうる。メディアやプロジェクトでの使用実績多。一部当事者も使用。上二つに比べると定着に時間。他は本文参照。
 第四候補について:タレント活動とは?という疑問を抱かず、スターを自称さえ出来れば名乗れる。ただし、スターと名乗るのを恐れる/嫌悪する当事者も出るか。外部から揶揄される可能性。
 第五候補について:バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんが過去に提唱した模様。一部当事者の使用実績あり。キャスターという言葉が適切かどうか、馴染みがあるか。バーチャルキャストのユーザーと混同。

 【想定される反論とそれに対する再反論】
 ・「バーチャルYouTuberの動画であればバーチャルカテゴリに入れても個人的には問題ない」
  →『あなたや私がどう思うかでなく、大多数のユーザーに問題ないと思ってもらう必要がある。さらに言えば、実際に例に挙げたような動画がバーチャルと関係ないか、「バーチャル」カテゴリに適さないかより、「関係ない」「適さない」という意見が現れるであろう事の方が問題。そのような意見の存在自体がカテゴリに吹く混乱の嵐となるのだ。このシナリオは過去の事例による』
 ・「自分でカテゴリが選べる以上、動画のあるべきカテゴリが曖昧になってしまう問題はどうしても出てくる。カテゴリシステムは万能ではない」
  →『それを多少なりとも解消するための新カテゴリ設置議論だろう。対症療法的ではあるが、そもそもそれ自体がこのSlackの開かれた目的である』
 ・「バーチャルキャストとかVRchatの動画も入ってほしいから「バーチャル」カテゴリが良い」
  →『その点は現状のまま、入るも入らざるも文化的忖度性(先述)に任せるべき。そもそも「バーチャルYoutuberがアツい!」という事でVTuberカテゴリを作る話が出たのだろうに、いざ作ったカテゴリにVTuber以外のものを含めるというのは、本来の目的を見失っているのでないか』
 ・「VTuberが流行らないといけない理由なんてない。」
  →『流行る必要のある流行り物というのはほぼ皆無で、ただ流行るから流行っているのが大半である。その上で、VTuberは流行ったからこそこうしてカテゴリ設立議論が行われているのだ』
 ・「(「バーチャルタレント」について)これからVTuberは真面目な方にも進出する可能性が高い。そうするとタレント?という思いがある」
  →『真面目な方がアバターを身につけたとして、それが既存のVTuberと同列に扱われるかは未知数。VTuber的活動をすればVTuberなのだろうが、VTuber的活動とはそれ即ち一種のタレント活動』

 ・謝辞
 私たちの意見を募るべくこのような場を開いてくださった運営の皆様方、ならびに議論を通じて私の意見の深化を助けてくださった#_vtuberチャンネル参加者の方々に感謝致します。


他のご意見は下記のページでご紹介しております。
ニコニコ動画カテゴリ検討Slack ご意見 1/6
ニコニコ動画カテゴリ検討Slack ご意見 2/6
ニコニコ動画カテゴリ検討Slack ご意見 3/6
ニコニコ動画カテゴリ検討Slack ご意見 4/6
ニコニコ動画カテゴリ検討Slack ご意見 5/6