「私は、本当に、いい人なんです!」(会場、ドッカ~ン!)
今年2月の都知事選でもツカミのギャグとして使っていたが、今やすっかり鉄板の持ちネタとなったようだ。
12月5日、東京・北区はJR王子駅前、憂国のタカ派論客を自認する田母神俊雄候補(次世代)は、盟友のデヴィ夫人を従えて大演説をぶっていた。全国屈指の注目選挙区となったここ東京12区は、公明党元代表で国交相を務める太田昭宏候補の牙城。’09年の政権交代選挙こそ、当時「小沢ガールズ」と称された青木愛候補(生活)に敗れたが、今回の下馬評は組織票に勝る太田候補がリード。それを追う青木、田母神、そして共産党の池内沙織候補と言われていたが、選挙区を回るともっとも人を集めていたのは田母神陣営だった。生憎、この日は写真週刊誌『フライデー』(講談社)で「ドロ沼離婚騒動」が報じられた直後だったが、演説を聞いていた40代主婦に話を向けると、「あくまでプライベートな話。それより政教分離の原則に反している公明党こそ問題ですよ!」と、田母神支持者らしくなんとも勇ましいお答え……。それもそのはず、この日も田母神候補は「自民党から公明党を引きはがす!」「公明党をぶっ潰す!」と激烈な公明批判を展開していたからだ。
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