「この先、維新の会がどうなるかを予測するには、東国原の動きをよ~く見ておくのが一番だよ。あいつほど、こういうことに鼻が利くヤツはいないんだから――」
今年8月、『週刊ポスト』誌上のインタビューで、こんな不穏な“予言”を披露していた人物がいる。先頃、わずか任期1年足らずで衆院議員の職を放り出した東国原英夫氏が“人生の師”と仰ぐ、ビートたけし氏、その人だ。
さすがは殿! と誉めそやすべきか。折しも、野党再編の“台風の目”と目される江田憲司衆院議員が、みんなの党を割って新党結成を表明した直後の電撃辞職会見。ご本人曰く「維新らしい多数決文化が機能せず、原点から理念や政策の方向性が変質してしまった」などと、もっともらしい弁明を繰り広げたが、大方の見方は「人気低迷の維新を見限って、都知事選に打って出たいのは見え見え」(全国紙記者)など冷ややかなものばかりだ。日本維新の会関係者が呆れ顔で言う。
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