3月7日の14時より、都内のニコニコプロレスチャンネル スタジオでアイスリボンが『アイスリボンマーチ2016』(3月12日、後楽園ホール)の直前記者会見を行い、その模様が生放送された。
試合順に選手が登場して試合に向けて意気込みを語った。ここでは発言の一部をご紹介します。なお、今大会は昨年大みそかに公約した通り、所属選手は“競泳用水着”を着用して試合を行う。千春リングアナも水着着用することが決定した。
アイスリボン後楽園ホール大会
『アイスリボンマーチ2016』
日時:2016年3月12日(土)
開場:11:00 開始:12:00
場所:東京・後楽園ホール
まず第1試合に出場する山下がニコプロスタジオではなく埼玉県蕨市のアイスリボン道場に行ってしまったため遅刻。そのため、第1試合については後回しとなった。
▼第2試合 沙弥デビュー戦15分1本勝負
長崎まる子
vs.
沙弥
沙弥「とても緊張しているのですが、長崎選手にはキャリアもスキルも負けているのですが、勝っていることがふたつありまして。勝ちたいという気持ちは負けていないと思います。もうひとつは二重跳び! この間、道場マッチで藤本さんと長崎さんが二重跳び対決をされていたんですけど、その様子を見ていると(私が)勝っているなと思うので、3月12日も私が勝つ可能性はゼロではないと思うので、何が何でも食らい付いていきたいなと思います」
まる子「デビュー戦の相手に名乗りあげました! 自分、はじめての後輩でして結構一緒に練習しているんですが、結構ガツガツ練習しているのでこれは油断しているとヤバイというような感じです。胸をドンと貸しまして、まる子の初勝利を取りにいきます!」
▼第3試合 雪妃真矢7番勝負1本目 20分1本勝負
豊田真奈美
vs.
雪妃真矢
豊田は欠席だったため、豊田からのコメントが読み上げられた。
豊田「雪妃選手のことはまったく知りませんが、つっかちゃんに頼まれたので引き受けました。きっといい選手なのだと期待しています。復帰戦ということですが、そんなことお構いなしに向かってきてほしいと思います」
雪妃「試練の7番勝負をさせていただきたいと直訴して組んでいただいたので。1本目、本来は成宮選手とするはずだったんですけど、それが自分の負傷で流れてしまったので。正直今までに試合をさせていただいたどの選手より重くて大きい選手なので、ちょっと怖い部分がないとは言えないんですけど、憧れの部分も強い選手。そんな方とこんな早い段階で試合をさせていただけるとは思ってもみなかった。自分もケガとか復帰戦とかそういうことではなくて、やれること全部出せればいいなと思っています」
▼第4試合 トライアングル王座決定戦時間無制限1本勝負
チェリー(DDT)
vs.
真琴(REINA)
vs.
弓李
※勝者が第21代トライアングル王者となる
弓李「(新田)猫子さんが引退する前からトライアングルマスターになると言っていたので、絶対に自分が獲りたいと思います。曲者だらけなんですけど結果を覆してやりたいと思います!」
真琴「私は3月25日にREINAの後楽園大会で、藤本さんの持つREINAのベルトに挑戦することが決まっています。そこで私が何かしらアイスのベルトを持っていたら面白いんじゃないかと思って、この大会に臨ませていただいた所存です」
チェリー「アラフォー、未婚、子なし、大好物はベルト! ということで今回は私が以前巻いて輝いていたトライアングルのベルトを再びいただきに参りましたー!」
この後、チェリーが弓李と真琴を「私の引き立て役」呼ばわりしたことで大乱闘に。そのままスタジオの外まで出ていってしまった……
▼第5試合 シングルマッチ時間20分1本勝負
松本都(崖のふち)
vs.
X(2008年デビューの同期対決)
都「今までのプロレスの人生で対戦相手が当日発表なのは、本当のはじめての事態なんです。私、三人予想したんですけどみんな違ったんです。私自身も分からなくて対策も練られない状態なんですけど、今までシングルマッチで当たった選手は村上和成選手とか鈴木みのる選手とか、あと21日の博多は大日本のチャンピオン、岡林(裕二)選手とも決まっているし。大概の人とはやっているので、それよりはきっと小物だろうなと思うし、まあ百戦錬磨なので心配はしていません。いつ何時誰の挑戦でも受けますので、楽しみにしております」
▼第6試合 シングルマッチ20分1本勝負
大畠美咲(WAVE)
vs.
優華
大畠「まず山下が遅刻していることをお詫びさせていただきます。大変申し訳ありません! 気を取り直して、優華ちゃんとのシングルなのですが、私は正直後輩が苦手であまり関わりたくもないと思ってて。私に寄ってきてる人は、私が何か力を持ってそうで利用しに近づいていると思ってて。まあそれは私の後輩に対する偏見なんですけど。でも優華ちゃんの試合を見たときは不器用なくらい真っ直ぐで、一生懸命で、必死で、そういう部分は尊敬しています。だからこそアイスリボンの文体のメインに立ってほしいなって思うし。でもだからといってこの試合で手を抜いて、優華ちゃんに勝ち星を譲るっていうのは、優華ちゃんに失礼だし、そんなことされても嬉しくないと思うので、私はこの試合で優華ちゃんのいいところを引き出してあげつつ、最後にはプロレスの厳しさを教えながら叩き潰したいと思います」
優華「やっぱり大畠さんは自分のことが大好きなんですね。大畠さんって怒っている印象とかあるかもしれないですけど、すごい優しい方なんですよ。心の底から好きっていうのは伝わるんですけど、自分はそんな大畠さんが今は大嫌いなんですよ。大畠さんのことすごく好きで、すごく嫌いで辛いんですよ。大畠さんは勝ち星を譲らないって言ってるんですけど、自分負けると思ってないんで。先輩だから勝つとかじゃなくて、後輩ですけどリングに上がったら大畠さんも言っていた通り先輩・後輩は関係ないので、勝ったあとの自分の姿しか見えてないので」
すると優華は大畠への思いを歌にしてきたと言い出し、その場で自作の歌を歌い出した。
▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&未定
vs.
山下りな(OSAKA女子)&藤田あかね
ここでようやく第1試合についての会見を行うことになったのだが、まず千春リングアナが235を呼び込む。そしてアイスリボンの佐藤代表から届いたコメントを読み上げた。
「235の出場に関しては最後まで検討を行いました。今まで何度話しをしても『気持ちを入れ替えます』『心を入れ替えます』と言うものの、行動を変えることがなかった235が目に見える形で練習量も増え、また柔術の出稽古に参加するなど、行動が変化してきたこととても嬉しく感じました。しかしそれは数週間のこと。新田猫子が引退試合までかけた思い、235の行動を変えることが出来なかったこと、今回が最終勧告として行ったことでようやく行動に変化が起きた。それは嬉しいことですが、新人も入ってきて所属なら試合がダメでも、練習をしなくても、大会を告知しなくても試合に組み込まれる、というわけではないこと認識してください。今回“未定”の部分に参戦してくれる選手は『アイスリボン後楽園ホールに出たい』とアピールし、突然のオファーにもかかわらず『スケジュールを空けて待っていました』というお返事をいただきました。さらなる235の頑張り、継続を期待する気持ちを込めて、今回の後楽園ホールのカードからは外します。しかし19日の大阪大会で未定となっている選手を235とし、西日本遠征には帯同することとします」
235「たくさん応援してくださった皆様には残念な結果を残してしまいましたが、でも会場には私は行きます! そしてセコンドにつきます! そこで試合が出来ない分、そこで235を見せたいと思います!」
続いてもちと藤田が登場すると、“未定”となっていたもちのパートナーがプロレスリングWAVEの飯田美花だと発表。飯田も会見に出席した。
▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&飯田美花(WAVE)
vs.
山下りな(OSAKA女子)&藤田あかね
もち「飯田が入ったことにより2010年同期と2013年同期が対決するということで。第1試合って結構大事だと思うんですよね。この興行のカラーが出ると言いますか。あなたの後輩大丈夫?」
飯田「本当にスミマセンでした」
飯田が山下の遅刻を謝っていると、ちょうど山下が汗だくにりながらスタジオに到着。
藤田「いまだに山下と組むっていうのがまだ納得いってなくて。自分、山下から勝ってない、シングルでどうしても勝ちたい、勝つまでやりたいって言ってるのに組むことになってしまって……。でも組むからには、後楽園ホールの第1試合ということもあって頑張ろうと思うんけど、その中でも山下をずっとライバル視して、山下じゃなくて自分が勝てるように頑張ろうと思っています」
山下「この度は会見場所を間違えてしまって、いま着きました。本当に申し訳ありません! 試合についてですけど、藤田あかね選手と組ましていただくってことなんですけど、去年からちょっと思ってたんですけど、私に対してだいぶつっかかってくるところとか、執着してくるところがだいぶあるなと。それがずっと引っかかっていたんですけど、最近思ったんです。だいぶ私のこと好きだなと」
藤田「違います! 好きじゃないです!」
山下「すごい愛情の裏返しだなって。こうは言ってるんですけど、いざ組んだらすごい嬉しそうな顔を(するし)、本人も心から喜んでいるようなので、私もそれに応えていきたいと思います。二人で頑張ります!」
飯田「未定だった選手として呼んでいただけて、ちょっとガッカリした人も(いるかもしれないが)。すみません、自分なんかでっていう気持ちと、呼んでいただいて嬉しい気持ちもあります。もちとの同期タッグなんですけど、もちが明るいので明るく試合出来そうな気がしてきました」
するともちが「白い水着持ってるじゃん! それ着ようよ!」と誘導。状況があまり分かっていなかった飯田が「デビュー当時の白い水着持ってますので、それを着ます」と承諾。しかし水着の着用はアイスの選手だけだと知った飯田は、山下に対して「遅刻してきたし、先輩が着るんだからお前も着ろよ」と詰め寄ったが、山下は「水着ですか? ちゃんとGAMIさんとご相談させていただいてから」と即答は避けた。
飯田「いまWAVEでも山下たちの世代が下剋上で言ってるんですけど、私とかもちとかって下剋上する側でもされる側でもなくて、中途半端なキャリアになってしまったので、こういう先輩・後輩対決っていう試合は分かりやすいと思うので、ここで自分ともちの世代が踏ん張っていかないといけないと思っているので、負けられないと思っています」
▼第7試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合20分1本勝負
[王者組]藤本つかさ&中島安里紗
vs.
[挑戦者組]世羅りさ&成宮真希
※第37代王者3度目の防衛戦
憮然とした表情で登場したベストフレンズ。欠席した.STAPからはコメントのみが届き、千春リングアナが読み上げた。
成宮「引退前の奴に何が出来るか、と思う方もいらっしゃると思いますが、引退を決めた私にレスラーとして失うものは何もありません。12日ようやくこの5年間、叶わなかった夢が叶います。藤本つかさから3カウントを奪う。世羅となら必ず出来ます。楽しみです」
世羅「ただの思い出作りで終わらせるつもりはありません。まだ時間はあるので、ベルトを奪って可能な限り防衛記録を重ねていきたいです。そしてベストフレンズの弱点を知ってしまったからには、お二人の勢いをここで止めさせていただきます」
中島「今いない奴のコメントとかどうでもいいし、やる気があるだったら何があっても会場に来い! っていうのが一番あります。本当にベルトを獲る気があるのか、勝つ気があるのか、やる気があるのかまったく今は分からない。9日にJWPのベルトの防衛戦もあるんですけど、どっちも対戦相手に対しての思い入れもないし、勝つことが当然というカードなので、どうやって防衛するかっていう部分になるかなと思います」
藤本「今のコメントがまったく頭に入ってこなくて、世羅は本当にプロレスをやる気があるのかなと最近思います。何も伝わってこないですね」
中島「本当そうだと思うし、このタイトルマッチが決まったときっていうのはベストフレンズvs.世羅と雪妃のタッグだったんですけど、今回このタイトルマッチ受けたのはその時に雪妃の気持ちがあったから受けただけであって、世羅に対しても成宮に対しても何の思いもないです!」
藤本「よっぽど山下のほうが……遅れても来る、それぐらいの人のほうが私は好きです」
その後もベストフレンズの二人は終始.STAPへの不満をブチ撒けた上、「敵がいない」と口を揃えた。そして「強すぎると言われることはどういう心境ですか?」と聞かれたベストフレンズは……
▼第8試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
[王 者]星ハム子
vs.
[挑戦者]つくし
※第21代王者2度目の防衛戦
つくし「こんなに発信しないチャンピオンと初めてタイトルマッチをします。自分は年末1000人越えをして、あの空間でハムさんがチャンピオンになったあの空間がすごい羨ましくて、自分もあの空間でチャンピオンになりたいって思いTwitterを始めました。このICEx∞に名前が変わってからベルトを一度も巻いたことがないんですよ。なのでベルトを巻きたいと思っています。それと豊田さんママから、豊田さんが昔着ていた競泳水着をいただいたので。豊田さんの汗と涙が詰まったコスチュームを着て試合に臨みたいと思っています」
ハム子「つくしはカワイイし若いし、やっぱりお客さん的にもカワイイ子が頑張ってる姿を見るとすごく応援したくなる気持ちは分かるんですけど、私はアイスリボン最年長33歳、結婚もして、子供もいて、憧れだったプロレスラーにもなって、もうこれ以上の夢はないんじゃないかって思われるかもしれないんですけど、まだまだやりたいことはあって。この自分でもまだまだ夢をみんなに見せられるって姿を(見せたい)。12日はベルトを防衛して、全国各地にこのベルトを持って試合をしに行きたいと思います」
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