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赤面症とあがり症「これが自分」と受けいれた話[体験談]

2016/06/16 20:00 投稿

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赤面症という病気、みなさんご存じだと思います。恥ずかしかったり、緊張すると顔が赤くなってきてしまうことです。

これは誰にでも起こり得ることで、女の子は、恥ずかしいことで赤くなると周囲から「かわいい~」なんて言われる事もある、そんなに気にすることではない。と思う方もいらっしゃると思います。

でも、これは自分が恥ずかしいな~という気持ちや、緊張状態になったときだけに起こるという場合は、そんなに悩まずに済むかもしれません。

日常的に、起こってしまうのです。

自分自身は緊張もしていないし、恥ずかしいという感情も全然ないにも関わらず、体が反応してしまう。

顔が赤くなったり、緊張感から、手が震えたり、汗をかいたり、言葉が出なくなったりという症状が出てから、緊張していると気づくのです。症状→感情の順番です。

こんな事が毎日起こると、人と話すのも億劫になりますし、学校や会社、友達と会うことですら辛くなってしまいます。

そんな私を苦しめた、極度のあがり症、赤面症の10年間をつづります。

赤面症の発症

私が赤面症を発症した、いや、正しくは自覚したのは、小学5年生のころです。

学級委員を決めるクラス会議のときです。

その日は学級院長を決めるために、クラス会議が開かれていました。


担任の先生が「だれか学級委員長になりたい人はいないかー」という呼びかけに、

私の隣の席に座っていた男子生徒が「○○○がやりたいってー!」と突然私の名前を呼び出したのです。

誰も手をあげていなかったこともあり、担任の先生も「おー!いいぞー!○○、ちょっと前に来い」と言って私を呼びました。

私は静かで引っ込み思案、おとなしいというよりは活発に友達と遊び、授業にも積極的に参加しているほうだったので、

勝手に推薦されたとしても、正直心の中では悪い気はしませんでした。クラス全員の前に行きました。

ほかに立候補する人もいなかった為、私で決定となりました。

最後に担任の先生が「では、○○、学級委員長の意気込みをみんなに教えてください」といったのです。


私は全く学級委員をするつもりもなかったので、そのとき頭が真っ白になってしまいました。

クラスみんなの目線が私に一身に向いている、なにか話さなくちゃ…… どうしよう。

そう思うと声が出なくなり、手がワナワナと震えてくるのがわかりました。

頭に血が上って顔がぼーっと熱くなり、自分でも真っ赤になっているのを感じました。

「えーと。。。あの……えーと」私が何も話せなくなると先生が「突然言ったから言葉も出てこないよな。」と優しくフォローしてくれました。

そしたら男子生徒の一人が「顔真っ赤!!なんかあいつ震えてない?」と私のほうをみて大きな声で言ったんです。

そしたら、そのほかの男子生徒も「うわー本当だ。タコみてー」と。言われれば言われるほどに、顔が赤くなり、涙が出そうになりました。

先生がやめなさいと注意してくれたおかげで、席へ戻りクラス会は終わりました。

その日の出来事は今でも覚えています。いままでの自分は人前で話すのも得意で、顔が赤くなったり、緊張したり、言葉が出てこない何てことがなかった。

男子に馬鹿にされたことよりも、自分自身にショックを受けました。

そして、そこから、私の赤面症・あがり症のつらい生活が始まりました。

日常的に症状が出てしまう


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