ちなみにクリ奨で最近ついたフォームの説明文。「第三者の著作物等を使用している場合は、権利状況や使用された経緯などについて、できる限り具体的にご入力ください。使用していな い場合も、その旨ご入力ください。(1,000文字以内)(必須)」。たぶんコラボ分配対応以降。4月はまだ無かった。
― ありらいおん/C84 2日目N-36b (@myrmecoleon) June 27, 2013
投稿動画一覧のページ からの奨励プログラム作品登録より、2013年6月28日確認したら確かに必須記入事項が増えていた。以前の文面が同じかどうかは定かではないが必須ではなく任意だった。
■私は第三者の著作物等を使用した作品をクリエイター奨励プログラムに登録する場合であっても、それが権利上問題ない状態であることを宣言します。また、権利上問題ないことについて、その理由を運営会社に説明することができます。
第三者の著作物等を使用している場合は、権利状況や使用された経緯などについて、できる限り具体的にご入力ください。使用していない場合も、その旨ご入力ください。(1,000文字以内)(必須)(例)
この作品には音源部分に○○という楽曲を使用していますが、
私はこの楽曲の権利者である△△から許諾を得て使用しています。
権利者情報に関しては以下のURLで確認が可能です。
http://example.com/****/
経緯
UtVideo の登録問題とは、Ut Video Codec Suite の作者であるゆーむP(梅澤威志氏)が2度にわたって、登録したもののクリエイター奨励スコアの付与の見送りになり「即座に異議申し立て&どう違反してい るのかの説明」を求めたにもかかわらず全く反応がなく、このことを Tweet し後にブログに書いたことがきっかけとなって、クリエイター奨励スコアが付与されるようになった問題である。
ゆーむPとは [単語記事] - ニコニコ大百科
UtVideo の登録問題の時系列順の記事
- 2013-05-28
BowlRoll と クリエイター奨励プログラムについて - Togetter - 2013-05-29
或るプログラマの一生 » [UtVideo] クリエイター奨励スコアが付与されない件についての経緯 - 2013-06-05
或るプログラマの一生 » [UtVideo] クリエイター奨励スコアが付与されるようになった模様 - 2013-06-05
或るプログラマの一生 » クリエイター奨励スコアが付与されなかった理由の実際
運営はなぜ登録を認証しなかったのかその理由について6月5日の「クリエイター奨励スコアが付与されるようになった模様」の記事にはこのように書いてある。
付与されない経緯を書いた後、クリ奨担当の中の人(ホンモノであることは koizuka さんから聞いたので間違いない)から Twitter で連絡があって(実際には前後しているのですがまあそれはそれ)、以下のことを聞きました。
- 見送りになったのは「本人かどうかの判断が付きかねた」から。
- 異議申し立ては届いていない。
ん?
前者は、当時は静画の説明文にダウンロード先とか書いてなかったからだと思われるのですが、アカウントのプロフィール見たらblogのURLは書いてあるんだしその辺見てくれよ思うんですが、まあこっちはいい。こっちは。
後者は…んなアホな。ちゃんと送信ボタン押したぞ。なのでもちろん信用していませんが。
で、さらにやり合い(こう書くと喧嘩腰のようだけどやりとり自体はそういうわけではない)、再度異議申し立てをするよう言われたのでそうしました(今度は届いたらしい)。
「本人かどうかの判断が付きかねた」について、これを判断するためにクリエイター奨励プログラムに登録してからポイントが付与されるまでの4ヶ月の猶予期間があるのではなかったか。この4ヶ月の期間は動画が非公開になったり削除されたり、権利者からの申し立てを判断するための猶予期間であったはずなので、判断が付きかねたのであれば運営が自ら作者に問い合わせるべきだったのにしなかったということになる。
クリエイター奨励プログラム 参加規約 - ニコニ・コモンズ
■クリエイター奨励スコア獲得の流れ
点数が付与されるのは、クリエイター奨励プログラムに作品を登録してから4カ月後の月初めです。それまでに作品が削除されたり、非公開になった場合、また投稿者がプレミアム会員を解約した場合は、受け取ることができません。
それとも、もしかして 或るプログラマの一生 » プロフィール に連絡先メールアドレスが書いていないから連絡できなかった?それでもニコニコのユーザーのアカウントにはたどり着けるのでそこからアカウントの登録メールアドレスから問い合わせることはできたはず。
次に、異議申し立ては届いていないについて、ニコニコの問い合わせは全般的にメールではなく ヘルプ からの問い合わせに移行し、そこから問い合わせると問い合わせた内容のメールが即座に返信され、問い合わせを送った証明になると共に、アカウント単位ではなく(問い合わせた後にメールアドレスを変えると前に問い合わせた内容を参照できなくなる)問い合わせた時のメールアドレス単位で問い合わせ情報を 管理ページ で見ることができる。これについては6月13日にニコニコ静画電子書籍でも同様の問題が確認されたが、現在はメールアドレスを変更しても購入ページに表示される。
ニコニコ動画のアカウントのメールアドレス変更したらニコニコ静画の電子書籍全部見れなくなってしまった。見れなくなったというか購入したことになってない。メールとひも付けされてるのかな?だとしたら俺涙目すぎるw
― DJ VJ Vet geshtalt (@gesh_talt) June 14, 2013
問い合わせがヘルプからではなくメールで行う例に、動画や生放送、静画などが削除された場合に送信されるメールに記載されているアドレスに異議申立てをする場合と、今回のクリエーター奨励プログラムに登録したが、登録が通らなかった場合の異議申立ての場合がある。これらの申し立てはメールを送信しても送信した人には送信履歴が残るはずだが、送った先からは受け取ったよという返信はないので、今回ような送ったはずなのに届いてないはずはないという齟齬が生じてしまう。
まとめ
運営はクリエイター奨励プログラムの登録に関して登録時の記入内容から作者であることを確認できず、運営自らが登録者が作者であるとの確認を怠ったために起きたこの事例は、今回の必須記入事の追加をもたらし作者の証明を登録者に求めるのを必須とし、運営の労力低減と作者の証明を確実にする試みである。
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