週刊『夏野総研』

週刊『夏野総研』vol.567【「放映権高騰で視聴者減」それでも強固な儲けのカラクリ】

2024/01/23 08:00 投稿

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
▼第567号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                      2024/01/23

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
           vol.567
【「放映権高騰で視聴者減」それでも強固な儲けのカラクリ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《目次》
01.先週の出来事
02.時事ネタ解説
03.Reading the world
04.Q&A
05.Product Lab
06.Good Food Good Life
07.時事ネタキュレーション
08.編集後記

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【01.先週の出来事】
 社会問題からプライベートな話題、訪れたレストランまで、「先週あったこと」をベースに、夏野剛の頭の中やプライベートを覗いていくコーナーです。
……………………………………………………………………
◆2024/01/15-2024/01/21

 連日、週刊誌による報道が世間を賑わせている。

 このような現象の背景にあるのは、社会の不平等さの認識と、多大な剰余価値を享受する者に対する憧れと憎しみ、そしてやるせなさの表れではないのだろうか。
「格差社会」という意味では、ITが当たり前に存在するようになった21世紀の今と、今から100年以上前の状況はよく似ている。

 1917年にソビエト革命が起こったときの論理的基盤はマルクス主義であろう。
 マルクスは「資本家が、労働者が生み出した価値よりも少ない報酬で働かせることが社会の格差を生み、不平等を実現する」として、「適切に利益を還元し、資本家が搾取する剰余価値を減らすべき」と考えた。

 この背景には、産業革命によって、資本を投下して生産高を上げる経営者と、経営者に使われる被雇用者の間に大きな所得格差が生まれたことがある。さらには、資本家は自らが経営していなくても(はたまた労働していなくても)、投下資本の回収ということで労働者よりもはるかに大きい利益を享受できること現実化してしまったことによる、圧倒的多数の大衆の不満があったと思われる。

 しかし、マルクス主義の理想はあっけなく崩壊してしまう。
 

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

夏野剛チャンネル

夏野剛チャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細