今回応用する心理学は「好意の返報性」。これは、他人からなにかを与えられたら「お返しをしなければならない」という感情を抱いてしまうという心理をさします。
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■まずは好意をにおわせる
なにかをしてもらった、好意を受け取った、ちょっとしたプレゼントをもらった...など、人は「誰かからしてもらった好意に対して、お返しをしなければ！」と思ってしまう生き物です。
この心理作用を応用して、片想いしている「気持ち」をなんとなく彼ににおわすだけで、相手から「好意を持ってもらっているのだから、なにかお返しをしなければならない」と無意識に思ってもらえる可能性が高くなるのです。
つまり、黙って彼を見守るだけでは「単なる片想い」で終わってしまうということ。
■二択の質問はNG
とはいえ、いきなり「好きです！ つきあってください」と大胆な告白は、彼を動揺させてしまうだけ。
また「つきあってください」という申し出には「YESかNOか」で答える必要があるため、あなたとの関係性に「恋人か、それ以外として交流を断つ者か」というような極端な選択をしなくてはいけないハメになります。
また、好意の表しかたとして、高額なプレゼントを渡しても引かれるだけです。
自分自身に置き換えてみたらわかると思うのですが、なんとも思っていない男性からいきなり高そうな宝石をプレゼントされても「これを受け取ってしまったら、好きでもないこの人にずっと気を遣って生活していかなければならないわよね（これこそ好意の返報性）...面倒だな。距離を置こう」となってしまいますよね？
だから好意の返報性は、あくまで「さりげなく」がポイントなのです。
■いつの間にか彼も好意的に！
「Aくんの気遣いってすごく好きだな」と言ってみたり、「Aくんの持ち物っておしゃれなものばかりだよね」などと褒めてみたり。また出張先のお土産として、おいしいお菓子を買って渡したり。
明らかに「好き」と言うのではなく、さりげなく好意があることをにおわせるほうが、相手に警戒心を与えることなく、その好意を素直に受け取ってもらいやすいのです。
さりげない好意を受け取った彼は「お礼になにかをしたい」という気分になります。もしかしたらあなたにやさしくしてくれるようになるかもしれないし、映画などに誘ってくれるかもしれません。つまり相手もあなたに「好意的になる」というわけ。
片想いの彼との距離を確実に一歩ずつ縮めるために、この「好意の返報性」テク、かなりおすすめですよ！
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