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かおる先生が答える「感情表現」。ルールで締め付けず自然体を目指す!

2012/09/11 14:30 投稿

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女子力アップの最強エクササイズ『ちつ☆トレ』(マガジンハウス)で、現代女性に斬新な提案をし話題となった荻原かおる先生。 1万人以上の女性の悩みを聞いてきた荻原先生が、マイスピQ&Aのお悩みにお答えします。 ■八方美人な優しさ、生きている意味。 相談者:haruさん 35歳女性、未婚。学生の頃から複数人の男性とお付き合いすることが多く、現在もふたりの男性と交際中です。 幼い頃に母親が出て行き、父親に育てられました。姉妹の中で私だけに辛く当たる父親に恐怖を感じる毎日、言葉の暴力はもちろん、殴られたことも数えきれません。そのような家庭環境だったので、今でも怖くて人の目を見て話すことが苦手です。人の機嫌を伺い、自分の意見を言うこともできません。(中略) 男性に優しくされると、すぐに好きになってしまいます。いけないと分かっていても、言い寄られると相手に対して良い返事をしてしまいます。現在ふたりの男性との結婚についても悩んでいて答えは出ていません。 全文を読む ・家庭環境によって必要だった「八方美人」 haruさん、はじめまして。荻原かおるです。 たいへんな家庭環境で育ったのですね。ご自分が悩みを書き込み、複雑家庭環境ながらも前向きに生きようとする自分を褒めてあげてくださいね。家庭環境が複雑で、本来なら休まる家の中が常に緊張状態で、その環境の中でサバイバルするために、haruさんの言う「八方美人」である必要があったのだと思います。

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・たくさんの「ルール」を解き放つ お悩みの文章を読む限り、今のharuさんを一番苦しめているのは、たくさんの「ルール」だと思われます。みな口には出しませんが、嫌いな人がいないという人はかなり少ないでしょう。人間関係は、この世の最大のレッスンなので、私たちは人間関係の課題を持って産まれてきます。ですので、最初から聖人になれる人は少なく、嫌いな人がいて当たり前。そして、「あの人が嫌い、この人が嫌い」という感情から、自分の心がどう自由になるかを学ぶ場でもあります。 好き嫌いとは感情からやってきているものなので、思考で「スピ的には良くないから嫌いな人はいない」と思っていても止められないものです。スピリチュアルを学んでいる人に少なくないのが、この「嫌いな人はいません」という態度なのです。これは親密になるのを怖れていることや、俗的でありたくないという、道徳的優越感からきている場合もあります。人間関係は、深入りせずに距離があれば、好きとか嫌いとかを感じずに済みます。好き嫌いなどの感情を感じるのがあまりにも苦しいために距離を空ける、深い友情を築かないようにしているのも、幼少の頃に過酷な家庭環境で生き抜かなければならなかったからかもしれません。難しいかもしれませんが、「人を嫌う」くらいの許可を自分にあげましょう。 嫌いな人が世の中にいたって良いのです。全然おかしなことではありません。スピ的で生きることを選択するよりも、勇気をもって人間らしく「幸せ」であることや「楽しむこと」を選択しましょう。感情は対照的なものなので、嫌いを抑圧すると好きという感情までもが感じられなくなってしまいます。 ・押し込めた感情に目を向ける 例えば心の中に秘密の箱のような物があるとして、そこに、ネガティブな出来事を隠してしまおうとしても不可能なのです。ただし秘密の箱には「感情」は隠せます。ですがこの場合、ポジティブな感情(楽しい、好き、幸せなど)も一緒に秘密の箱に隠れてしまいます。ですから、少しづつ何を感じているかに気づく練習をするのはいかがでしょうか? haruさんが本当は何を感じているのかを自分自身で気づくためには日記が良いかもしれません。 またharuさんがどんなルールを持っているか? の日記に書き込むと良いと思います(人を嫌ったり憎んだりしてはいけないなど)。1日を振り返って感じたことや、自分のオリジナルのルールを少しづつ書き綴っていくのです。あらゆる感情を持つことを自分に「許可」してください。それが例えネガティブな感情だったとしてもです(好き、嫌い、憎い、不快、心地良い、楽しい、息苦しい などなど)。 スピリチュアル的であるという意味は、感情を抑圧することでも、本来持っている感情を否認するという意味でもありません。「あるがままに生きる」ということが大切なのです。それは、自分の感情に素直に生きるということでもあります。そして生きている意味とは「幸せ」になることです。幸せでない場合は、生きる目的は自分にあった幸せを探す旅でもあります。あらゆる感情を許可すれば「楽しい」という感情も戻ってきます。そして少しづつ感情を感じることができるようになったら女友達を作ってみましょう。そうすれば男性との課題も少しづつ解決していくかもしれません。 ・スピリチュアル的に生きるとは心の「幸せ」を選択すること スピリチュアルを英語の辞書で調べると、「崇高な、魂の、精神的な」などという言葉がでてきます。今、私たちはスピリチュアルブームの中で、たくさんの情報にまどわされています。確かに、スピリチュアル的に生きることは素晴らしいことです。ただしスピリチュアル的な考えとはひとつのツールであり、目的にしてしまうと罠に陥いる場合もあるのです。 どのスピリチュアルも「気づき」を大切にしています。さて、気づきとは何でしょうか? 気づきとは簡単に言うと、自分が「本当に何を感じているか?」という繊細な感情に気づくことです。感情はまるでケーキのミルフィーユのように層になっています。ほとんどの人はミルフィーユの1番上か良くても2番目くらいしか味わってないのです。気づきとはそのミルフィーユの層をどこまで味わえるかということなのです。 幸せは感情なしに味わえません。楽しみ、喜び、の中に幸せがあるのです。私たちが産まれてきた目的とは、自分らしくありのままに幸せに生きるということです。何もたくさんのルールで自分を縛り、苦行をすることが目的ではありません。人は幸せな状態でないと高い意識を保てないのです。幸せだから人を愛し、思いやりを持って接せることができるのです。スピリチュアル的であるというルールすら手放して、幸せであることを選択してみましょう。 ・広い視野を持つのにおすすめの本 『イン・ザ・プール』(文藝春秋) photo by Thinkstock/Getty Images [マイスピQ&A] (ライフコンシェルジュ/荻原かおる)

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