初対面の人と話していて、相手がリラックスしてくると、こちらもリラックスして、つい不用意な発言をしてしまうことがあります。
親しさを感じたからこその「つっこみ」や「ブラックユーモア」も、話す順序によっては、好感度をかなり下げてしまいますので注意が必要です。
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■相手に好感を持つ話の順番
アロンソとリンダーという心理学者が行った調査の結果をご紹介しましょう。相手が自分のことを肯定的な評価をしてくれる場合と、否定的な評価をする場合の順番で、好意度が変化するかを調べたものです。
パターン1 最初肯定→その後も肯定 (ほめほめパターン)
パターン2 最初肯定→その後否定 (デレツンパターン)
パターン3 最初否定→その後肯定 (ツンデレパターン)
パターン4 最初否定→その後も否定 (ダメダメパターン)
いかがでしょう。あなたは、どのパターンで話をされたら、相手に好感をもちそうですか?
■親しいからと言って発言には注意
結果は、パターン3の、否定から肯定に変化した場合の好感度が一番高くなりました。そして、最下位は、パターン2の、肯定から否定に変化した場合でした。
最初はほめてくれていたのにその後でバカにしたようなことを言われると、「まだそんなに親しいわけでもないのに」と、相手に嫌悪感がわくということもあるのではないでしょうか。
反対に、最初は否定的な態度をとっていた人から、その後ちょっと褒められたりすると、なんだか本当の気持ちを言ってくれているような気がして嬉しくなったりします。
相手がフレンドリーだからといって、やはり失礼な発言はNG。とくに、一度ほめてからのブラックユーモアは、好感度が下がる可能性大ですね。
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