彼とケンカして怒っている、彼の態度に腹が立つ、ちょっとしたことにイライラする...、梅雨時のジメジメした気候もあって怒りやすくなっていませんか?
ひとつ腹が立つと、あれもこれもと芋づる式に腹立たしいことが思い出されて、気持ちの収拾がつきにくくなる怒り。この怒り、実は「感情のふた」なのです。
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怒りの奥には、私たちが感じたくない感情が隠れていると言われています。それらの感情を感じなくて済むように、怒りが漬物石のようなおもりとなってふたをしているようなのです。
たとえば彼とケンカした時、感じているのが悲しみだったとすると、この悲しみが大きいと感じるほど、無意識的に悲しみの感情を感じるのを避け、代わりに怒るようなものです。
言い方を変えれば、悲しみで心が痛みを感じないように、ガードしてくれているのが怒りなのかもしれませんね。怒りを消化するには、怒りの奥に隠している感情を認めてあげることが有効です。
隠れている感情というのは、悲しいとか寂しいとか、「わかってくれてない」「大事にされてない」などなど、もともと感じたくない感情たちです。
そんな感情があるということを認めようとすると、思わず涙が出てしまうかもしれません。そんな時は泣いてあげてくださいね。
怒りの奥にある感情に気がつけたなら、ひどい言い方の代わりに「なんだか悲しくなっちゃって」とか、不満をぶつける代わりに「こういうのは寂しい」などのように、怒りとは違ったコミュニケーションがしやすくなるのではないでしょうか。
photo by Thinkstock/Getty Images
(恋愛セラピスト/大塚統子)
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