誰の言葉だったか忘れてしまったけど、「真面目に生きてきたやつだけが偉いわけじゃない」という言葉を聞いた。

共感しなかったといえば嘘になるかもしれないけど、「真面目に」という言葉が何を指しているのかはわからない。

「真面目」と「不真面目」どっちの道を生きてきたのだろう

学歴? 資格? 就職?

「真面目」の反対はなんだろう。「不真面目」とはどういうことだろう。果たして私は「真面目」または「不真面目」、どっちの道を生きてきたのだろう。

なかなかディープな言葉に出会ってしまった。そんなことを考える26歳と3か月目の1月。

いい大学出て、大企業に就職して、お金稼いで、生涯を共にしたいと思う人と出会って結婚して子どもが生まれて――。

私はまだそのどれも経験したことがないけれど、私と同じだけの年月を生きてきて、すべてを経験した人だっている。

けっして、どっちがいい人生で、どっちが悪い人生とかではない。しあわせは、自分自身が決めるものであって、他人が決めることじゃない。

誰もがズルしたり悪さしたりするものでしょ?

26年間という月日を生きてきて、これからその何倍も、何年も何年も生きていかなければいけない。後悔だってたくさんあるし、まだまだ、満足もしていない。

自分の未来がどうなってるかなんて答えは、ぜんぜん出てこない。胸を張って「真面目に」生きてきましたとは言えないし、これから「真面目に」生きていきます、とも言えない。

不真面目なときがあったからこそ、学んだことだってたくさんあるから。

失敗したりもするけれど、人は誰でも悪魔の部分を持っていて、ズルしたり悪さしたりするものでしょ? それが楽しかったりもするじゃん。100%天使なんて、いないと思う。

不真面目が行き過ぎるのはよくないよ。偉いとか偉くないとかはこの際どうでもいいけど、ちょっと不真面目が多いくらいが、私にとってはきっと、ちょうどいいかな。

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