ヘルシーなライフスタイルが昔から注目されているグウィネス・パルトロウはウェブサイト『goop(グープ)』を開設しました。
また、リース・ウィザースプーンの『Draper James(ドレーパー・ジェームス)』はテネシー出身の彼女らしい、南部テイストのキャッチーな雑貨やアパレルを紹介、販売しています。
そして、もうひとり大成功を収めているのが、ジェシカ・アルバ。『The Honest Company(ザ・オーネスト・カンパニー)』では、出産を機にエコに目覚めた彼女が、安心して使えるオーガニックのスキンケアや化粧品、ベビー用品などを展開中。
そのサイトも、オーガニック志向が強いいまのアメリカのニーズに合っていて、愛用している人がとても多くいます。
真似するのが難しいセレブのライフスタイル私は、大好きなグウィネスの『goop』に、開始当時から大注目しており、実際にショッピングをしたこともあります。
主に、クッキング本や雑貨、たまにアパレルを購入しましたが、さすがセレブのセレクションだけあって、リーズナブルな価格帯ではありません。
また、グウィネスはベジタリアンなので、彼女のクッキング本はとてもヘルシーなベジタリアンレシピがたくさん。
彼女のライフスタイルを真似して、お肉を食べないように試みたものの、やはり専任シェフや、専任トレーナーがいるセレブのライフスタイルを、自分だけで作り上げるのには限界がありました。
同じようになんでもハマりやすい友だちのクロエは、32歳のプライベートシェフ。
彼女が最近注目しているのは、トーク番組『The Ellen DeGeneres Show(エレンの部屋)』で大人気のエレン・デジェネレスのライフスタイルブランド『ED』。
ゲイであるエレンはいつもボーイッシュなスタイルで、センスがいいと話題です。クロエは、とくにインテリア用品がお気に入りなのだそう。
ブレイク・ライヴリーのサイトは1年でクローズにそんななか、開始当時は話題騒然だったブレイク・ライヴリーの『Preserve(プレザーヴ)』は、意外なことに、たった1年で終了してしました。
ファッションアイコンとしても人気のブレイク。彼女が選んだアパレルやジュエリーは、アメリカ女性の注目度も高く、メディアでも多く取り上げられていました。
ところが、いざスタートしてみると、ブレイクのライフスタイルが見たかった女性たちの期待とは裏腹に「ブレイクっぽくない」ウェブサイトに。
ブレイクらしくない商品ラインナップであったり、ブレイクの写真が少なかったりと、「これでは普通のオンラインショッピングサイトだ」とネガティヴな意見が集まりました。
実際、業績もよくなかったようで、すぐにクローズとなってしまったのです。
高価格でもいい。セレブの生活を覗きたい一般人には到底真似できないライフスタイルにもかかわらず成功しているグウィネスの『goop』と、失敗に終わってしまったブレイクの『Preserve』。
その違いを考えてみると、いかにセレブのリアルなライフスタイルが反映されているか、というところにありました。
アメリカ女性が、セレブのオンラインサイトを見る理由は、そのライフスタイルに手が届くかというよりは、ただセレブの生活を「覗きたい」という好奇心がほとんど。
そのため、なかなかブレイクの「らしさ」が見えなかった『Preserve』は、支持されなかったようです。
アメリカのゴシップマガジンでは叩かれることも多いセレブブランド。
「庶民的でない」なんて言葉をよく目にしますが、そもそも庶民的だったら見ることはないはず。
真似したいけどできない! そんな高望みなライフスタイルだからこそ、気になるものなのです。
写真/gettyimages
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