あの『SEX AND THE CITY』の制作チームが手掛けるドラマだけあって、ファッションやトレンディなストーリーに話題が集まっています。
年齢・ジェンダーによる就職差別の現実Youngerさん(@youngertv)が投稿した写真 - 2016 10月 3 3:40午後 PDT
主人公のリズは40歳。
結婚、出産、離婚と長年のブランクを経て仕事復帰しようとするのですが、再就職がなかなか決まらず、26歳と偽って出版業界に再就職してしまいます。年齢を偽ったことにより、さまざまなピンチとトラブルに遭遇しながらも危機を乗り越えるために奮闘する...というストーリー。
でも、アメリカって年齢やジェンダーによる差別ってないんじゃないの? と思う人は多いはず。
履歴書に性別や生年月日の記入をしないのが当たり前になっていますが、現実は、やっぱり年齢やジェンダーが妨げになることもあります。
そんな現実を描きながらも、主人公リズが"26歳"としてNYの出版業界でイキイキと働く姿が、とてもフレッシュで気持ちいいのです。
26歳らしいトレンドを意識したファッション、InstagramやTwitterなどSNSを活用しまくったテックフレンドリーなライフスタイル...。ひとつひとつのシーンに夢中になって見入ってしまいます。
年齢を重ねるって怖いこと?Youngerさん(@youngertv)が投稿した写真 - 2016 10月 15 4:02午後 PDT
以前は、女性はだれでも歳をとることに不安を抱くものだと思っていました。
30代の私から見ると、26歳は若すぎず、大人すぎず、人生でいちばん仕事も恋も楽しめる、キラキラした年齢。
でも、このドラマを見ていると、どの年代でも女性って同じだなって思うのです。
いろいろ悩んで、いろいろ大変で、それでも毎日おしゃれしてメイクして毎日をこなすーー。
40歳が26歳と偽らなきゃいけない現実というよりは、40歳でも26歳でも、女性はみんながんばっている...という前向きで明るいテーマを感じます。
それが、このドラマが年齢を問わずアメリカの女性たちに受け入れられている理由だと思います。
犯罪ものなど暗いテーマのドラマが多いアメリカのテレビ番組で、女性の苦労すらも笑い飛ばせるこのドラマが、私にパワーをくれています。
写真/gettyimages
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