仕事もサクサク片付いた平日の夜。

誰かとご飯する気分じゃないけど、自宅に直帰するのも味気ない。週末は家でだらだらするのが大好きだけど、たまにはどこかにふらっと出かけて新しい何かをチャージしたい気もする――。

そんなときに行きたくなる場所を見つけました。

ソーシャライジングで充実したひとり時間

表参道駅から徒歩2分のところにある「TRUNK(HOTEL)開業準備室」。

シンプルなのに洗練された入り口とその先に広がる、スタイリッシュな地下空間。本当、ものすごくスタイリッシュです。一歩足を踏み入れるだけで、何かが生まれるようなワクワク感が湧いてきました。

ここでは、等身大の社会貢献をすることを「ソーシャライジング」と呼んでいます。

正義を声高に叫ぶのではなく、いつものライフスタイルに関わるものが社会貢献につながっていた、というような無理しないテンションの社会貢献。そんな「新しい貢献のカタチを提案できる場所」として、1年限定でオープンしている完全フリーのスペースが「TRUNK(HOTEL)開業準備室」なんです。

たとえば、使われている机の板が昔の日本家屋で使われていた扉だったり、使われなくなった駅のホームの椅子をリユースしたり。それでも古い印象はまったくなく、むしろ、GOOD TASTEに作り変えられています。

そして何よりもうれしいのが、Wi-Fiフリー、電源フリーなこと。そのうえ無料の図書室まで設置。

また、100円で飲めるコーヒーは、渋谷区の老舗珈琲ショップでつくられたオリジナルの豆を使用。そして廃材をクリエイティブにリユースしたオリジナルアイテムは、売り上げの一部が渋谷区の社会福祉協議会に寄付されるとのこと。

肩に力をいれなくても、そのままの自分でスマートに社会貢献が叶う場所でもあるのです。

等身大の自分に、ほんの少しのクリエイティブをプラス

まわりを見てみると、おしゃべりを楽しんでいる人がいたり、打ち合わせや仕事をしている人も。みんながそれぞれ、好きなことを好きなように自由に利用しているのがわかります。

もしひとりで行くなら、思いっきりネットや本の世界に浸ってもいいし、仕事をするのにも集中できそう。自分のしたいことすべてが尊重される、そんな空間です。

女子会にお酒とおいしいご飯はつきものかもしれないけど、ここで女友だちと過ごしたら、次の旅の計画とか、これからの人生とか、いつもとは違うクリエイティブな発想で前向きな話ができそう。

街にあるカフェでもいいけれど、せっかくならここで。ただそれだけで気軽におしゃれに、環境や地域のためにちょっとした貢献ができちゃう。それが「TRUNK(HOTEL)開業準備室」が提案する「ソーシャライジング」。なんかここにいると自分のことを好きになりそうな予感。

2017年にはソーシャライジングホテルが誕生

ホテルで使われるアメニティもソーシャライジングで生まれたアイテム。

2017年には、このソーシャライジングをコンセプトに掲げたホテルが渋谷区神宮にオープン予定。この「TRUNK(HOTEL)開業準備室」は、オープンまでの間にソーシャライジングというマインドを地域の人たちとシェアすべく解放したフリースペースというわけ。

目的を同じくしてウエディングやステイ(宿泊)、レストランなどさまざまな施設も併設しているというから、この「TRUNK(HOTEL)開業準備室」でソーシャライジングのハードルをうんと下げておいて、来年はホテルで自分時間を思いっきり楽しんでみるのもいいかも。

孤独とキラキラが隣り合わせの街、東京。最近はそのコントラストにしばらく翻弄されてきたけど、ここはひとり時間を無理なく充実させられるフリースペース。

表参道で時間ができたら、いつものカフェでは手に入れられないこのソーシャライジングの場へ行ってみよう。友だちとも、彼とでもいい。ふらっと訪れて、意識と感度を磨いてみるのも良いかも。いつもの日常が少し洗練されて、気分もあがるはず。

TRUNK(HOTEL)開業準備室

住所:東京都港区北青山3-5-12 青山クリスタルビルB1/B2

時間:平日 / 土日祝 10:00~20:00



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RSS情報:http://www.glitty.jp/2016/09/057519trunk_hotel.html