どうしてもダイエットに失敗してしまうという人のなかには、食欲とストレスが絡み合ってしまっているというケースが多々あります。
食べるという行為は、一時的な満足感や幸福感を簡単に得ることができ、食べている間だけ、いま抱えているストレスから解放されます。そのため、常習化しやすく、「もう食べない」と思っていても、つい手がのびてしまいます。
そこで今回は、つい口にしてしまうという食べ物から、ストレスの傾向とその代わりとなるダイエット食をご紹介します。
ポテトチップスなどのスナック
ポテトチップスなどのスナック菓子は、バリバリとした食感と塩辛さが特徴で、食べているときの刺激がストレス発散になります。気づけば1袋食べてしまうという人は、苛立ちや欲求不満を抱えがちな傾向が。
同じようなストレス発散効果が期待できるものに、新鮮なレタスがあります。レタスを大きめにちぎって冷蔵庫か氷水で冷やし、岩塩かノンオイルのドレッシングをかけてバリバリと食べてみてください。
レタスは100gで約12kcal。標準的なスナック菓子のカロリーは500kcalほどですから、だいぶカロリーオフになります。
チョコレートやアイスクリームなどの甘いもの
チョコレートやアイスクリームなどの甘いものは、心身ともに疲れがたまっているときに欲しくなる食べ物です。やる気が低下したり、寂しさを感じるときにも欲しくなり、甘味の刺激を感じている間、満足感や幸福感を得ます。
同じような効果が得られるものに、はちみつレモンがあります。スライスしたレモンにはちみつをたっぷりかけて、冷蔵庫で冷やしておけばいつでも食べることができますね。
小さ目のレモンであれば、1個食べても12kcal程度。はちみつは砂糖よりもカロリーが低く、単糖類なので早く心身の疲れを和らげてくれます。
そうめんやパスタなどの炭水化物
そうめんやパスタなどの炭水化物を、おなかが膨れるまでいっぱい食べてしまうという傾向は、小さい子によく見られます。大人になっても、そのような傾向のある人は、立場上、甘えたいのに甘えられないといったストレスが、自分でも知らないうちに溜まっているのかもしれません。
同じような効果を得られるものに、ところてんがあります。満腹感を得やすく、たっぷり食べても3kcal程度。いろいろなタレで、おなかいっぱい食べてみてください。大きめのどんぶりなどに入れて食べると、視覚的にも「いっぱい食べたー」という満足感を得やすくなりますよ。
食欲と心の状態はつながっています。同じような心理効果のある食材を上手に使って、心も体型もスッキリ。楽しい夏を過ごしましょう!
文/晴香葉子 photo by Thinkstock/Getty Images
※この記事は2013年9月に掲載されたものを再編集しています。
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