スイスの時短ディナー、チーズ・フォンデュ
最近お気に入りの、「洞窟で熟成した」チーズのフォンデュ・ミックス
「チーズをおろすのがたいへんそう」と思われるかもしれませんが、本場スイスでもいちから自分でつくるのは少数派。スーパーに並ぶさまざまなメーカーのフォンデュ・ミックスを使います。
グリュイエールとエメンタールが基本のコンビネーションですが、ぜいたくに白トリュフが入っているものなど、お気に入りのチーズ・ミックスをフォンデュ鍋でわかした白ワインやキルシュに混ぜてとかすだけ。忙しいときでもあっという間におしゃれなディナーができあがり。
パンも選んでバリエーションを
胡桃入りパンは色もすこし茶色で味わい深い
ふつう使うのはバゲットタイプのパンですが、もしあれば、胡桃入りのパンを使うともっと滋味があっておいしいです。もともと胡桃入りのパンはチーズにあわせるものですから、フォンデュに使うのも道理ですよね。
いちじく入りのパンも最後に使えば、すこし甘みがあってデザート風になるかも、と思っています。いずれにしても、パンが鍋の中でくずれないように、フランスパンのようなしっかりとしたタイプのパンを選びます。
手間いらずのおしゃれなひと皿をプラス
スイスではチーズ・フォンデュのみでディナーを終える家も多いですが、さすがにそれでは飽きてしまうし、栄養面でもあまりにもさみしいので、サラダ系の前菜をプラス。スイスには、おいしいスモーク・サーモンがいろいろそろっているので、チコリを粒マスタード・ドレッシングでさっとあえてあわせたりしても。
日本なら、それこそよりどりみどりのお刺身売り場で、白身をピックアップ。カルパッチョ風にして、ベビーリーフをトッピングしたらおいしそうです。辛口の白ワインを用意して前菜からいただけば、手間いらずでもしあわせなディナーになりますよ。
意外と使えるフォンデュ鍋
鍋は、ル・クルーゼのちび鍋タイプがあればもちろん大丈夫ですが、フォンデュ鍋もひとりからふたり用の「お鍋」をつくるのに大きさがちょうどよくて重宝します。かわいいフォンデュ鍋は、お肉のしゃぶしゃぶや、つみれと水菜鍋を食べるのにも大活躍です。