そんな風にこころがモヤモヤしたり、不安になる前に、ちょっと立ちどまり、自分のこころの栄養状態を確認してみると見えてくることがあります。
こころが栄養を求めるとき
女性は本来、与えることによろこびを感じる生き物のようです。やさしい気づかいが上手にできたときにうれしく感じたり、誰かを助けたり空気を読んだりすることなど、男性以上にまわりとのハーモニーを意識しながら生活しています。
そしてこのすばらしい女性の特性は、ときには自分が我慢することでほかの誰かの気持ちや行動を自然と優先させたりするので、自分では気づかないうちにこころの疲れをためてしまうようです。そして疲れがたまったこころは、1番の栄養である愛情を求めてさまよいはじめます。
自分自身に愛情をそそいでみる
恋人や夫婦関係などパートナーとの関係においてはもっと自分らしくしていたいと感じ、疲れたこころを潤す愛情を相手に求める傾向があるようです。でも相手も疲れている場合、その気持ちがうまく伝わらないことがあります。
そんな時イライラしてさらなる不満を相手にぶつけたり、愛情をうたがったりするのは逆効果。相手に求めることをいったん止めて、自分自身で愛情補給をしてみましょう。
自分へ愛情のそそぐ方法は、たとえばこんなことからはじめてみることができます。
1.自分が疲れていることを認めることからはじめる
自分がどれだけ疲れているのかを確認するための静かな時間をつくります。疲れているこころに気がついて、がんばっている自分を認めてあげましょう。
2.しばらくの期間、自分がスローダウンできる計画を練る
自分が無理しなくていいように意識してスケジュールをたてていきます。「今取り組む必要がないこと」を後回しにして、できる限りゆとりのあるスケジュールをたてます。「そんなことできない! 」と言い訳せずに、思いきることがたいせつ。
3.好きなことをするための時間をつくる
運動することや趣味に取りくむ時間など、自分が好きなことをする時間を積極的につくりましょう。好きなことをする時間はこころに愛情をおくる時間です。こころを自然に解放させて、疲れを癒すことができます。
恋人や夫婦関係などのパートナーの存在は自分のあわせ鏡のようなものだと言われています。自分のこころが愛情で満たされると、それにともない相手のこころも自然と満たされていくようです。これは無意識のうちに愛情を交換したり共有することにもなり、強いきずなをつくっていくことにもつながります。
相手に求めることをちょっとだけ休憩して自分自身に愛情をそそぐことで、意外にもお互いの関係を大きくレベルアップさせることができるかもしれません。
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