味覚音痴=味覚を感じられなくなっている
味覚音痴とは、素材そのものの味わいや薄味では、味覚を感じられなくなっている状態のこと。濃い味つけや人工調味料、刺激の強い香辛料などを好む傾向にある人が当てはまります。
味覚音痴になると、甘いものや味の濃いものを日常的に食べるようになるので、必然的に摂取カロリーが高くなります。味が濃いということは、油や調味料がたっぷり。ソースやケチャップ、みりんなどで調理されたものは糖質が多く、マヨネーズには脂質がたっぷり含まれているため、調味料だけでカロリー摂取が増えてしまいます。また、塩分の多い料理はからだがむくむ原因にもなるので、代謝が悪くセルライトができやすい体質になる可能性も。
このような理由から、味覚音痴になっていると太りやすくなるため、まずは過食の原因となる味覚音痴をリセットすることが必要なんです。
味覚をリセットするとダイエット成功率が高くなる
味覚音痴をリセットして薄味に慣れてくると、甘いものやカロリーの高いものを食べなくても食事に満足できるようになるので、摂取カロリー減り、ダイエットにも成功しやすくなります。
最初のうちは薄味に慣れずに食事に満足できないかもしれませんが、味覚は日々の食事でかんたんに治せるので、数日間続けてみましょう。
味覚音痴をリセットする方法
1.ハーブやスパイスで味つけする
糖質、脂質、塩分の多い調味料(ケチャップ、ソース、マヨネーズ)の代わりに、ハーブやスパイスなどで味つけしてみましょう。新しい味との出会いで食事も楽しくなります。
2.白砂糖の代わりにミネラルの多い黒砂糖を使う
調理やドリンクには、精製されている白砂糖よりも、栄養バランスのよい黒砂糖を使うのがおすすめです。
3.調味料には頼らず「だし」を上手に使う
うま味成分は脳が満足するので、甘いものを食べたい欲求を低下させられます。また、減塩もできるので一石二鳥です。
4.レモンや酢などの酸味を加える
塩分で味つけしたような仕上がりになります。普段、塩分の多いものを食べている人が減塩をするときのテクニックです。
5.味覚をリセットする働きのある亜鉛を摂取する
食品からでもサプリメントからでもOK。亜鉛は、魚介、肉、海藻、野菜、豆類に含まれていますので、積極的に摂取しましょう。とくにお酒を多く飲む人は亜鉛が不足しがちなので意識して摂ってください。
6.舌をいつも清潔に
舌に苔が溜まると味覚が鈍くなります。専用のクリーナーで定期的に舌の清潔を保ちましょう。
7.食事は時間をかけてゆっくりと
味覚音痴になって過食癖がある人は、食事時間が早い傾向があります。ひと口ひと口ゆっくり味わうことで味覚に意識が向き、味覚音痴をリセットできるようになります。
1週間ほど続けるとだんだん薄味に慣れ、過食癖も落ち着いてきます。過食癖に悩んでいる方は、どれかひとつから実践してみると、食事をストレスなく楽しめるようになるかもしれません。
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