もうすぐバレンタイン！ ベタに告白するもよし。義理チョコ・友チョコもよし。チョコといっしょに何かプレゼントを贈ろうかな？ と考えている方もいるはず。今回は、彼もきっと納得してくれる、話題のタネにもなる贈りやすいアイテムをセレクトしてみました。
男の戦闘服シャツもオーガニックに！「Arthur&Henry」
男性向けのエシカルアイテムが少ない！ というのは東西同じ状況のようです。「だったら自分たちで作っちゃえ！」と設立されたブランドが、メンズシャツ専門ブランド「Arthur&Henry」。素材はオーガニック＆フェアトレードのコットン。シャツは、混ぜ物なしでコットンのみを使用したもののほうが長持ちします。
ステッチは１インチあたり20針と、なかなか細かめ。やっぱり、がんばる男性のシャツ姿はかっこいい。日々闘う男性の戦闘服に、とびきり思いを込めて作られたシャツを贈って、応援する気持ちを伝えましょう！ 価格帯は69〜89GBP（VAT込）とお手頃。
日本の職人技が光るネクタイ「Factelier by KUSKA」
そしてそんなシャツに合わせる生粋のMade in Japanのネクタイもオススメ。世界でも名高い日本の衣服技術ですが、現在産業縮小の一途をたどっている......というのは、耳新しい話ではありません。せっかく培われてきた職人技を失うのはあまりに惜しい、と生まれたプロジェクトが「Factelier」。
本当にいいものを作っている工場とオリジナルブランドをプロデュース。中間業者を一切排除して消費者にダイレクトに販売することで価格を抑えて販売しています。
KUSKAは、昭和11年創業の織り工房。「伝統・ファッション・芸術」の融合をコンセプトに、京都・丹後ちりめんに由来するシルクを活用し、全ての工程を手作業で手がけている。それゆえネクタイは1日で一人2～3本しか作れないという希少価値たっぷりのアイテム。通常なら3万円ほどするアイテムが、Factelierなら13650〜16800円（税込）で購入可能です。
モードにアップサイクル！「Christorpher Raeburn」のキャップ
アウトドアな彼にあげたいのはChristopher Raeburnのアイテム。パラシュートをリサイクルしてモードなミリタリースタイルを生み出しているブランドで、MONCLERとのコラボでも昨年一躍脚光を浴びました。
男性のツボにハマりそうなコアなディテールが特徴的なこちらのブランドですが、お手頃だし、ちょっと添えるのにオススメなのが小物類。デンマーク産のウール100％のキャップ（140GBP・VAT込）のほか、端切れを活用して作られたぬいぐるみ（110ポンド・VAT込）もメタリックでかっこいい。
森林保護にもなる木製ウォッチ「WEWOOD」
男子のこだわりアイテムの代表格といえば「時計」。下手なものあげられないわ......と指定される以外では買わない、という方も少なくないでしょう。しかしこんなにキッチュな時計ならぜひプレゼントしたい！ ちょっとしたハズシアイテムにぴったりな木でできた時計です（注：中の機械類は金属）。
AMERICAN FORESTSとTREES FOR THE FUTUREという2つの米・老舗森林保護団体とパートナーシップを組んでおり、ひとつ購入されるごとに一本木が植えられるというしくみになっています。伐採され、余った木材を使用して時計は作られますが、どれも高品質な木ばかりを選んでいます。
いずれも長く使用してもらえる品質と、メンズもぐっとくるであろうこだわりがつまったアイテムばかり！ ぜひチェックしてみてくださいね！
text by Hitomi ITO
1987年広島生まれ。在学中より国際協力関係のNGOやベンチャーでインターンなどを行う。卒業後は編集者として専門書を手がける。2010年からイギリスの媒体を中心に日本・海外のエシカルファッションについて寄稿を始め、2012年、「Ethical Fashion Japan」エディターに。
