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自分へのダメ出しがやめられないのはポジティブな証

2015/12/10 23:00 投稿

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「あんなこと言わなきゃよかった」とか「なぜあんなことしてしまったのだろう」。そんな風に自分の発言や行動にダメ出しをする習慣のせいで、辛い思いをしているという人、じつはとても多いのではないでしょうか。

普段、平穏に楽しく生活しているとき、「ダメ出しの声」はとても静かです。でも何かのきっかけで自分の落ち度や間違いに気がついた途端、自己批判の声は眠りから覚めたように急に活発になってきます。ダメ出しのきっかけとなった「現在の問題」だけでなく、過去の自分の失敗や、ときには自分の根本的な性格にまで目を向けてしまうので、「どうしてわたしってこうなんだろう......。」と落ち込み、ひどく気持ちが沈んでしまいます。

どうしてダメ出ししてしまうの?

じつは自分へのダメ出しは、「自分をもっと向上させたい! 」というポジティブなモチベーションから起きています。でも多くの場合、わたしたちはこのポジティブな気持ちを通りこし、自分の自信を失わせるほど自己批判してしまうようです。

自分へのダメ出しは、心の会話

自分へのダメ出しは、自分自身の中でおきている心の会話です。自分の落ち度や間違いを責める立場の自分と、責められる立場の自分。例えると、欠点ばかりに目を向けてエンドレスに責めてくる怖い上司と、すでに間違いに気づいて反省しているのに責められ続けている気の毒な部下のようなシチュエーションです。

自分にとって親友でありたい? それとも天敵でありたい?

自分にダメ出しをしているとき、その批判の声は、回りの誰に向けるよりも厳しいのではないでしょうか。でも、本当にそこまで自分に厳しくする必要はあるのかな? 自分へのダメ出しが始まったとき、ちょっとだけ立ち止まり考え、自分の心を見つめてあげる方法があります。

ダメ出しが始まったとき、自分の心を見つめる方法

1)自分の落ち度や間違いを包み込む勇気

生きていれば間違いや失敗することもあるはず。わたしたちはロボットではないのです。自分の身近な人々が間違いや失敗をしたとき快く許してあげるように、自分のことも快く許してあげましょう。自分の落ち度や間違いを包み込む勇気を育ててみましょう。

2)自分の天敵を演じるのをやめて、親友になろう。

自分のことを誰よりも分かってサポートしてくれる親友のように、自分も自分の親友になることができます。誰だって責められるよりも暖かくサポートされる方が嬉しいし、心が伸びやかになれるはず。自分との関係は一生ものです。天敵でありたいのか、親友でいたいのか。関係は自分で変えていくことができますよ。

3)間違いを冷静に認めて理解したら、サラッと手放す習慣

自分の気持ちが落ち込んで自信を失うほど自分を責めたからといって、もう2度と間違いをしない完璧な自分になれるというわけでもありませんよね。自信を失うことで起きるいいことなどないはず。間違いについて反省や分析をした後はできるだけサラッと手放すことで、いつもの自分に戻れる近道を作ることができます。

自分へのダメ出しする習慣を見つめ直すことは、自分への自尊心や愛を高めることにも繋がり、人生のさまざまな分野で役立つスキルになります。

image via Shutterstock

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