レモンの絞り方については、キッチンカウンターでレモンを転がす、電子レンジで加熱してから絞る、レモン汁を絞るための台所用具を使うなど、さまざ まな方法が知られています。でも、どれが一番良い方法でしょうか?そこで、よく実践されている5つの方法から、どれが一番多くのレモン汁を絞れるか、実験してみました。
実験内容
5つの方法でレモン汁を絞り、比べることにしました。
1.レモンを半分に切り、手で絞る。
2.両手を使い、レモンをキッチンカウンターのうえで転がしてから、半分に切り、手で絞る。
3.電子レンジで25秒加熱したあと、半分に切り、手で絞る。
4.レモンを立て、縦に3つに切ってから、手で絞る。
5.レモンを半分に切り、レモンスクィーザーを使って絞る。
実験には、同じくらいの大きさ、重さ、硬さのレモンを使用しました。絞るときはできるかぎり力を入れ、常に同じくらいの力をかけて絞るようにしました。絞ったあとは、キッチンスケールを使って、絞り汁の量を正確に測りました。
実験結果
実験の結果を絞れたレモン汁が多い順に発表します。一番少なかったのは、ただ半分に切って手で絞ったときで、一番多かったのはレモンスクィーザーを使ったときでした。
1位 レモンスクィーザーを使って絞る:52.3g
2位 レモンを転がしてから手で絞る:36.1
3位 電子レンジで加熱してから手で絞る:38.3g
3位 レモンを縦に3つに切ってから手で絞る:38.3g
5位 半分に切って手で絞る:35.4g
半分にただ切って手で絞るだけだと、35.4gしかレモン汁がとれません。工夫すればもっとたくさんとれるのですから、この方法を使う理由はもうありませんね。
一番多くレモン汁がとれたのは、レモンスクィーザーを使う方法です。とれたレモン汁は55.3g。半分に切って絞るだけのときと比べると約20g増。実に5割増し!レモンの種は絞り器の中に残るので、後片付けも楽です。
魚料理であれ、デザートであれ、レモン汁を使った料理をよくされる方は、1500円ほどで購入できるので、買ってみては? 価値ある買い物になると思いますよ!
Susannah Chen(原文/訳:曽我美穂)