送りたい気持ちが高まる年賀状
ポイントや音楽が付いた年賀状など、送った相手が喜ぶタイプのものがたくさん出ていますが、正直なところ、自分も喜べる方が、より送りたい気持ちになります。送るたび、受け取り手も自分も嬉しい年賀状。それを、チャリティー年賀状が叶えてくれました。
チャリティー年賀状は、全国の学生を対象とした「年賀状デザインコンテスト」にて入選し商品化されたデザインテンプレートで年賀状を送ると、流通枚数に応じて1枚あたり10円が、東日本大震災で被災した学校の備品や設備、教材の購入に充てられる仕組み。
東日本大震災からまもなく5年になる今も仮校舎や間借り校舎で不便を強いられている学校、学生が、少しでも良い環境で学べるようにするための支援活動です。
昨年は、販売開始後わずか20日で2万枚突破し、チャリティー年賀状のスタートから昨年までの支援金寄附総額は、300万円を超えたそう。今年は入選作品100点を販売しています。
送るたび、どこかで誰かの役に立つのなら、より多くの人に送りたい気持ちになります。
スマホ年賀状が送りたい気持ちを後押し
デザインの作成から印刷、ポストへの投函までをスマホで簡単におこなえるサービス「スマホで年賀状」が、送る気持ちを高めてくれるもうひとつのポイントです。
今年は、紙に手書きした文字を撮影してデザインに取り込んだり、宛名ごとにメッセージを変えたりできる機能が追加。より相手に合わせた年賀状を出せるようになりました。
本来は年賀状を出すのに理由はいらないのかもしれません。でも、チャリティーに参加できるという「出す理由」が人々の心を動かすのなら、気持ちがこもった年賀状のあたらしい形として根づくでしょう。
image via Shutterstock