アウトドア・メディテーションの目的は、五感を活性化させて心や体をイキイキと元気にすることです。自然と触れ合うことで、体の免疫力を高める、痛みを緩和する、心理的ストレスを改善するなどの効能を得ることもできます。(「森林セラピー®総合サイト」参照)
全米で最も有名なリトリート施設の1つであるオメガ・インスティチュートのウェブサイトを参考に、個人でも手軽に体験できるアウトドア・メディテーションの方法をご紹介します。
目と耳で、五感を高める
まずは自分の気になる木を一本見つけて側に立ってみましょう。目を閉じて深い深呼吸を10回ほど繰り返してください。目を閉じて呼吸をすることで心を落ち着かせて「いまこの瞬間」に意識を向けることができます。
目を開けて、木の葉っぱや幹をじっくり観察してください。どんな色をしていますか?どんな形をしていますか? 1本の木をこんな風にじっくりと観察するのはどれくらいぶりでしょうか。しっかりと木や葉っぱの様子を観察してください。
耳を済ませて、周りの音を聞いてみましょう。風の音や人の声が聞こえますか?ここから1番遠くで聞こえている音はどんな音でしょうか? できれば目を閉じて10分ほど時間をかけて、ゆっくりと五感を活性化させてください。
触れてエネルギーを感じる
次に、木に触れてみてください。木の触り心地、温度を手でじかに感じてください。そしてできれば目を閉じて、両手で木をハグしてみてください。どんな香りがしますか? どんな音がするでしょうか? ハグすることで、木のバイタルフォースをより深く感じることができます。自分のエネルギーを調整してもっているような気持ちで、木の優しいエネルギーを感じてください。「もういいかな」と感じたら完了の合図。最後に、木に「ありがとう」と伝えましょう。
以上、とても簡単にできちゃうアウトドア・メディテーション。秋の風景を楽しみながら、ぜひ心と体のパワーもチャージしてみてください。
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