素材だけでなく工程も選択肢のひとつ
ひと口にチョコレートといっても、その種類はさまざま。たとえば、水分を多くすることで柔らかい口どけとなった生チョコレートも人気です。そして、カカオ成分としてココアバターか、カカオマスとココアバターのみを原料としている「純(ピュア)チョコレート」のおいしさに目覚めてからは、植物油脂でごまかさない、上質で安心できるチョコレートをもとめるようになりました。
なかでも生産者の経済的・社会的自立と環境保全を支援するフェアトレードのチョコレートや、豆の仕入れから成形までをひとつの工房でつくるBean to Barチョコレートは、素材だけでなく工程も信頼できます。
カカオツリーのオーナー制度も登場
そこで「今年はどんなチョコレートが登場するかな」とワクワクしていたところ、こんな魅惑的な言葉を見つけました。
とれたてのカカオから生まれるチョコレート
(「カカオ研究所」より引用)
「とれたてのカカオ」なんて、想像しただけでおいしそうです。でもこの特別なチョコレートは今すぐには購入できないのだとか。
まずは、カカオツリーのオーナーになることでカカオの生長を1年間見守ります。その後、収穫されたばかりのカカオ豆をすぐに加工し、2016年11月中旬にはBean to Barチョコレート(50g×20枚)が届くという仕組み。また、提携先であるベトナムの農園の技術向上と、それによる農家の安定収入も期待できるとあって、国際貢献にもつながります。
素材や工程だけでなく「カカオの生長を見守る」ことまで楽しめるようになったチョコレート。さあ、つぎはどんな進化が待っているのでしょうか。
[カカオ研究所]
image via Shutterstock