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旬のりんごは、芯まで捨てずに大活躍【あるベジタリアンの食卓】

2015/10/31 13:00 投稿

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知人の農家、りんご家SUKEGAWAのりんごが届きました。ああ、あの人が作ったんだなあ、と思いながら食べるのは格別です。そして皮ごと食べられる低農薬栽培なのもうれしいところ。「皮ごとかぶりつくおいしさを味わってもらえたらうれしいな。無農薬ではないので気になる方は粗塩でもみ洗いしてからどうぞ」とSUKEGAWAさん。

今回お願いしたのは、ジョナゴールド秋映の2品種です。りんごは生より加熱したほうが好きなので(体質的にもそのほうが合っているのです)、酸味のあるものを選びました。焼きりんごタルトタタン、りんごケーキ、アップルパイ、さつまいもとりんごの煮たもの、りんごの葛練りなど、この時季のスイーツと言えばりんご、というくらいりんごづくし。余ったらジャムにしよう、と思っていましたがジャムにする分は残らなそうです。

りんごのうれしいところは、芯も活用できるところ。ぬか床に入れれば香りが良くなりますし、野菜出汁をとるときに少し加えればコクが増します。そして煮沸した瓶にひたひたの清潔な水とともに入れておけば、酵母が起こせます

酵母を起こすのは難しそうなイメージがあるかもしれませんが、とっても簡単。1日1回、ふたを開けて瓶を軽くゆするだけ。1週間くらいたつと、ふたを開けるときにシュワッとなり、炭酸ができあがります。りんご酵母のできあがりです。

りんご酵母をボウルに入れ、強力粉地粉を適宜、砂糖少々、お好みで菜種油などの油を加えて泡立て器でぐるぐる混ぜます。手で捏ねてもベタベタしない程度まで粉を足していき、粉っぽさがなくなるまでざっと捏ねます。ラップをぴったりかけて6時間〜ひと晩おき、生地が2倍程度に膨らんでいれば発酵OK。食パン型かパウンド型に入れ(型を使わない場合は少し粉を多めにして生地がつるんとするまでしっかり捏ねます)、濡れ布巾をかけて30分ほど置いたら250度のオーブンへ。サイズによって10〜20分ほど焼けばりんご酵母パンのできあがりです。

もし、りんご酵母ができたあとすぐに使えず炭酸が弱くなってしまった場合は、シードルやお酢にもできるので、いろいろ活用してみてください。

今日食べたもの:りんごのキャラメルソテー

今すぐなにかスイーツがほしい! そんなときにすぐできるりんごのお菓子です。

ナッツを乾煎りし、粗く刻んでおきます。りんごはくし切りにします。フライパンにお好みの油(私は菜種油かギーを使います)を入れ、りんごが色づくまでソテーします。きび砂糖を振り入れて溶かし、なじませます。これを2、3回繰り返してりんごを飴色に。お皿に盛ってナッツを散らしてできあがり。あつあつをどうぞ。アイスクリームと一緒に食べてもおいしいと思います。りんごの実をそのまま乾燥させたりんご茶とともにいただきました。

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