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どこか懐かしい、ヘルシーでちょっとジャンクな「あげパン」

2015/10/17 00:00 投稿

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注文が入ってから店内で揚げるあげパンは温かく懐かしい味。

東京・渋谷にあるキャットストリートは原宿へ続く遊歩道。セレクトショップやスポーツ・アウトドアブランドのフラッグショップも多いショッピングエリアです。そんなキャットストリートの新名物になっているのが、COCO-agepan(ココアゲパン)。

ココナッツオイルでコッペパンを揚げるシンプルで素朴なパンは、買い物途中の食べ歩きにぴったり。去年11月のオープン時、ココナッツオイルブームの真っ只中で多くのメディアに取り上げられ、毎日、行列の出来るスポットとして注目されました。

原宿スペシャル(300円・税込)はホイップクリームに豆乳、ココナッツオイルをミックスした自家製ホイップクリーム。

オーナーの高木ゆきさんは、かつてオーガニック美容メーカーに勤めていました。会社を辞めて、何か始めようと思った時にひらめいたのが「ココナッツオイルで揚げた、給食で食べたような懐かしいコッペパン」でした。元々がっつりした食べ物が好きだった高木さんは、一般的にオーガニックフード称されるものにすこし物足りなさを感じていました。

飲食経験こそなかったものの自分の直感を信じ、パン屋さん巡りを始めます。時には頑固な職人さんに「お前はパンのことを全然、分かってないぞ!」と怒鳴られたり、いろんな人に試食してもらいながら、買って来たパンを揚げ試作を重ねます。そして、やっと納得のいくヘルシーなのにジャンクなあげパンにたどり着きました。

コーヒーショップ 「THE ROASTERY (ザ・ロースタリー)」の隣。人通りの多いキャットストリートも一歩裏に入ると静かな昭和レトロな街並みが残っていて、写真を撮る外人さんも多いのだとか。

ココナッツオイル100%で揚げることでより軽い食感になるあげパン。バリエーションはさらさらのてんさい糖をかけたシンプルな「プレーン」(200円・税込)、どこか懐かしい揚げパンの王道「きなこ」(200円・税込)、男子にも人気の高いホイップクリームを挟んだ「原宿スペシャル」など好みや気分で選べます。

渋谷・原宿と言う場所柄、海外や地方からの観光客も美味しいと食べてくれるそうで、ショップスタッフの常連さんやご近所さんと幅広い客層に受けている万国共通のハッピーフード。一口食べれば、誰もが笑顔になる事まちがいなし。

「今後の課題は味のバリエーションを増やすことです」と語る高木さんの優しく温かい接客に誰もが和み、また食べたくなるココアゲパンはキャットストリートのハッピースポットなのです。

COCO-agepan

住所 :東京都渋谷区神宮前5−17電話 :050-5899-5031営業時間:12:00〜18:00定休日 :月・火曜日 雨天

(写真・スタイリング•文/石黒美穂子)

[COCO-agepan]

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