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社員3人の会社の「ハチドリ」グッズのひみつ

2015/09/29 23:30 投稿

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週替わりでクールなチャリティTシャツを発表し続けているブランド「Jammin(ジャミン)」から、かわいいハチドリのイラストがあしらわれたスタンダードラインが登場しています。

小さなハチドリにたくした思い

森が燃えていました。森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。動物たちがそれを見て「そんなことをして、いったい何になるんだ」といって笑います。クリキンディはこう答えました。「私は、私にできることをしているだけ」

Jamminサイトより引用)

NATURE - BW 3,184円(税込・チャリティ700円込)

ジャミンは「ほんの少しでもチャリティーを通じて世界が良くなってほしい」というブランドコンセプトを、南アメリカの先住民に伝わるハチドリの物語に重ね合わせたのだそう。

MIZU 3,724円(税込・チャリティ700円込)

BANDANA 1,612円(税込・チャリティ100円込)

ハチドリのクリキンディが運ぶほんの少しの水では、森の火事を消すことはとうてい不可能のように思えます。けれど、諦めずに取り組む姿は、やがてほかの動物たちの心を動かし、ついに皆で力をあわせて、火事を消すことができました。

クリキンディのように、自分にできることにコツコツ取り組むひとへ、Tシャツに描かれているハチドリはささやかにエールを送っています。

目が離せない週替わりチャリティTシャツ

LGBTを支援する「虹色ダイバーシティ」のチャリティTシャツのデザイン(販売期間:2015年9月28日〜10月4日)。

ジャミンは現在社員3人だけの小さな会社。さまざまな社会問題にスポットを当て、その問題をモチーフにしたTシャツを独自にデザインし、週替わりで販売しています。

私たちがTシャツを購入すると、1枚につき700円(販売価格の約20%)をその問題の解決に取り組む団体にチャリティすることができます(スタンダードラインを購入すると、その週のウィークリーデザインと同じ団体へチャリティされます)。2014年4月の立ち上げからこれまでに、72団体へ318万円を集めることができたそう。

今までに発表したTシャツのデザイン一覧から、各デザインをクリックすると、そのデザインのモチーフになった社会問題と、チャリティ先団体の取り組みを見ることができます。正直、このページを見なければ一生知ることはなかったかもしれない......と思う問題ばかりで唸ってしまいました。

それからあらためてTシャツのデザインを見るとファッション性だけではない、ふかいメッセージが込められたデザインであることに気が付きます。デザイナーの日高啓寛さんは「チャリティ先団体様の伝えたい事、こうなっていって欲しいという想いが大前提。次に戦争や病気、人権や命といったデリケートな問題をポジティブに捉え、誰も傷つかないよう、オシャレに表現することを心がけています」と言います。

虹色ダイバーシティへのチャリティTシャツには、さまざまな動物があしらわれています。「ペンギン、象、ライオン、羊、コウアホウドリ、そしてサンゴの種の中には、様々な理由で同性同士での擬似生殖行為を行うものがあります。『愛の種類は様々であり、同じものは二つとしてない』という言葉に、誰もが大切な人と素晴らしい時間を過ごせるようになって欲しいとの願いを込めています」とのことです。

チャリティというと、真面目に堅苦しくとらえがちですが、気に入ったデザインがチャリティにつながるなんて素敵ですね。それに、もっと自由に、はじめはデザイン重視で購入してみてもいいのでは、とさえ思いはじめました。だって、まずは「問題がある」と知らなくては、なにも始まりません。ジャミンのチャリティTシャツは、そのいちばんはじめにリンクした画期的な取り組みではないでしょうか。

[Jammin]

(織田愛)

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