食べるほど脂っぽい食べ物を遠ざける、魔法のような成分
お米を原料とした製品を作っている会津天宝醸造によると、
精製していない玄米のなかに、食べることで高脂肪食品への欲求を抑える成分が存在することが、琉球大学医学部の研究で分かりました。その成分はガンマオリザノールといい、玄米に含まれています。
とのこと。脂っぽい食べ物が好きなマウスに玄米やガンマオリザノール入りの食事を与えると、自然と脂っぽさが少ない食べ物を欲しがるようになり、体重も減少したそうです。
また、メタボリックシンドロームと診断された男性13名に1日3食の玄米を食べてもらったところ、2ヶ月後には体重が平均2.7kg減少、ウエスト周囲径も1.5cm減少し、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの減少効果や高血圧の改善効果もあったのだとか。
白ご飯ではなく、あくまで玄米で
ガンマオリザノールは玄米のぬか部分にのみ高濃度で存在し、精米すると無くなってしまうので、白米を食べても同じような効果は期待できません。玄米ご飯が苦手な方は、「玄米あまざけ」という選択肢もあります。
炭水化物を心おきなく摂れるだけでも、ダイエット中のストレスは大きく緩和されます。ジャンクフードなどの脂っぽい食べ物を苦手にしてくれるなら、積極的に玄米ご飯をいただこうと思います。
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