この法則は、万国共通だそうで、話の内容などの言語情報が7%、話し方(声の質・速さ・大きさ・口調)などの聴覚情報が38%、そして、見た目(服装・表情・しぐさ・視線)による視覚情報が、じつに55%を占めるのだそうです。
声を作って印象を変える
とはいえ、話し方やファッションを変えるのは、なかなかすぐには難しいですよね。でも、「声の質」を変えれば、印象がぐんとアップできるんです。洋服を着替えるように、TPOに合わせて声質を変えることができれば、仕事や人間関係はどんどん良い流れになっていくんです。そんな声の作り方を教えているフリーアナウンサーの魚住りえさんが、はじめて出版された「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書(東洋経済新報社)」では、印象アップする声になれる「3つのポイント」を知ることができます。
1.肺にたっぷりと空気を入れる(=たっぷりと吐き出す)
2.(口をきちんと開けるなどで)きちんと共鳴させる 3.(舌や顔の筋肉を巧みに動かすことで)滑舌よく言葉を発する「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」P39、P40より引用
つまり、浅い呼吸ではいい声が出せないこと、声帯と口腔内の「共鳴」がしっかりできていること、そして、言葉を滑舌よく発することが大切と伝えられています。言葉を発する時に、ちょっと意識を変えるだけで、印象がガラリと変わるんですね。
同書にはほかにも、プロのアナウンサーのトークのエッセンスを簡単に取り入れられるメソッドやコツが充実しています。いつもの声の出し方を変えるだけで、ぐんと印象アップできるなら、さっそく試してみたくなりますね。
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