牛乳や卵を避ける人と同じように、穀物を避ける人も増えてきているようです。いろいろな研究結果があるようですが、穀物は何をどれだけとるか、が大事かなと思っています。

ちなみに、イネ(稲)の語源は、命の根源という意味です。古代語で「イ」=「生きる、息、息吹、勢い、稲妻などの生命エネルギー」、「ネ」=「根っこ、根源」。つまり、生きるエネルギーの根源、ということです。お米は生きるエネルギー。数千年にわたって培われてきた米文化には、それなりの意味があるとおもいます。

ただ、お米にしても小麦にしても、精製されたものをたくさん食べるのは、体にいいことばかりではないと思います。精製することで、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富な部分が取り除かれてしまうから。玄米や全粒粉と、白米と白い小麦粉では、その栄養価や体への働きかけに大きな違いがあると思います。

とはいえ、玄米はよく噛まないと消化もよくないので、自分が取り入れられる形で取り入れるのがいいと思っています。いろいろ試した結果、わたしの場合は、分搗き米にして雑穀を少し混ぜるのが調子がいいようです。

雑穀は、お米に混ぜるだけでなく、料理にも使います。雑穀というと敷居が高そうな感じがするかもしれませんが、実は常備しておくと便利な食材のひとつ。次回は雑穀についてお話ししたいと思います。

今日食べたもの:タコライス

あると便利な雑穀ナンバーワンはたかきび。メインのおかずに使えるのです。

たかきびは洗って、塩ひとつまみを入れて同量の水で炊きます。最初は強火で、沸騰したら弱火にして20分。火を止めて10分蒸します。炊いたたかきびは小分けにして冷凍しておくと便利です。

フライパンに菜種油唐辛子を入れて加熱し、香りが出たらみじん切りにしたにんじんキャベツを炒めます。野菜がしんなりしたらたかきびとざく切りにしたトマトを加えてざっと炒め、ケチャップ、塩、こしょうで味をととのえます。

器にごはんを盛り、千切りにしたレタス適当なサイズに切ったアボカドをのせ、たかきびソースをのせます。こしょうをぱらりとふっていただきます。

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