そんな中、ハワイアンフラが乳がんの予防に効果があるのでは?という記事がハワイのサイト「HAWAII NEWS NOW」を中心に掲載されていました。
医学チームも認めるフラのヒーリングパワー適度な運動が、がん予防やがん生存者の延命にとても有効だということは、多くの医師が認めています。でも、それを続けていくことは、興味がなければとても難しいです。その点、伝統文化であるフラは運動面でも、楽しみながら続けていけるという点でもパーフェクトな予防法なのです。
(「KITV.COM」より翻訳引用)
ハワイ・キャンサー・センター大学の研究チームによれば、過去5年間に乳がんを患った12人の女性にフラを半年間体験してもらったところ、確かにフラは乳がん患者の生存率を高める効果があると結論づけました。
フラは、(物や感情を手で表現する)ハンドモーションとステップを踏む足の動きで成り立っています。フラをすることで異なる手足を動かすのに必要な記憶力が養われていきます。また、フラを楽しむことで人々は生きるモチベーションが高まるのです。
(「SUN TIMES」より翻訳引用)
実際に、この実験に参加した乳がん患者の女性たちからは、体調が良くなった、生きる喜びがわいてきた、がんのことを忘れられるほど没頭できるものが見つかった、などと前向きな意見がたくさん聞かれました。医学的な解明はこれからの研究でさらになされる予定ですが、医療チームはフラとがん予防の相関関係をほぼ決定づけており、今後の動向からも目が離せません。
フラをすると幸せホルモンが出てくる確かに、フラをするとオキシトシンという下垂体後葉から分泌されるホルモンが出てくると言われています。これは、別名:幸せホルモン、安心ホルモンとも呼ばれ、心身を癒してくれる効果があります。
そのオキシトシンが大量に分泌されると、がんを殺すナチュラルキラー細胞が増えていくとも言われています。そう考えると、確かにがんとフラの関連はおおいにあると言ってもいいかもしれません。
また、フラの動きは特にルールがなく、自分の思うがままに自由に踊れることもストレスフリーでいい影響を与えてくれそうです。
これを機会に、がん予防のためにも、何か運動をはじめたいと思っているなら、フラを体験してみるのもよさそうです。
(奥井亜輝)
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