「太めの国民、スリムな国民2014年、世界192か国」の女性の部分のグラフを見ると、日本人のやせ具合は、食糧事情に問題がある国と並んでいることが分かります。
画像引用元:社会実録データ図録
OECD諸国の中で比較すると日本が先進国の中でも群を抜いてスリムな国民であることが分かります。
画像引用元:社会実録データ図録
日本人のBMI平均値は22未満ですが、そのうち「痩せ」の基準となるBMI値18.5未満が女性全体の12%。先進国の中で10%を超える国は日本だけ。さらに世代別に見ると、18.5未満の20代女性の割合は、21.5%にもなっています。
日本女性の痩せの比率(BMI18.5未満)
20~29歳/21.5%
30~39歳/17.6%
40~49歳/11.0%
50~59歳/8.5%
60~69歳/10.3%
(厚生労働省の国民健康・栄養調査結果 より引用)
厚生労働省のデータによると、終戦直後の都心部の女性の平均摂取カロリーが1698kcalだったのに対し、現代女性の摂取カロリーは20代で1628kcal、30代で1665kcal、40代で1633kcalと終戦直後を下回っています。
飽食と言われる日本でこのようなことが起きているのは、便利になりすぎたために、運動量・活動量が極端に減り、結果的にお腹がすかないから食べない、ということが関係ありそうです。一日仕事に没頭していたら夜まで食べるのを忘れていた、なんていう経験があるかたも少なくないのではないでしょうか。
大切なのは、メリハリのあるカラダ最近では「ヘルシーな女性」が男女ともに人気があります。意識したいのは体重やサイズといった数字よりも、全体のバランス。
先日筆者がある会社で打ち合せを行っていた際、「どんなカラダの女性が魅力的か?」という話題になったのですが、参加していた3名の男性すべてから「ガリガリよりも、メリハリボディ系のほうが断然惹かれる」とのコメントがありました。
女性が意識したいのは、ほどよく締まってメリハリのあるカラダ。そのためには、まずバランスのよい食事を心がけることが大切です。豊かな日本の食文化をもっと積極的に楽しみたいと思います。
Young slim woman via Shutterstock
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